MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB球宴 トラウトがメジャー史上初の2年連続MVP

「オールスターの舞台だから、最初の何球かはエキサイトしてしまっていた。ただ、2ストライクを取られて以降は落ち着いて、そして速球を待ったんだ」

 

試合後にそう振り返ったマイク・トラウトだったが、4年連続4回目のMLBオールスター選出。

 

試合前日のNHKのインタビューでも「球界を背負う選手と周りが評価してくれる事はとても名誉だ。でも、いつも謙虚な気持ちでプレイしていきたい。」

 

まだメジャーリーグ5年目、23歳とは思えない優等生発言。トラウト本人にも自覚があるのかもしれない。

 

 

 

 

そのトラウトの第1打席。シーズン中に35回2/3イニング無失点記録を続けていたナ・リーグの先発投手ザック・グレインキー(ドジャース)の4球目を捉え、ライト最前列へライナーで突き刺した。

 

先頭打者アーチ。トラウトはこの一発について「グリンキーはタフな投手。彼の速球に何とかついていけた。たくさんのファンに見守られて興奮状態だったけど、打てて幸せだ」とコメント。

 

5回にも自慢の足を生かして併殺崩れで出塁すると、プリンス・フィルダー(レンジャーズ)の適時打で生還。3打数1安打1打点2得点の活躍でア・リーグの6対3での勝利に貢献したトラウトは、昨年に続いてMVPも獲得した。2年連続MVPはメジャー史上初めて。