昨季のナ・リーグMVPに輝いたクリス・ブライアント三塁手がカブスと年俸105万ドル(約1億2,000万円)相当の1年契約を結んだ。
これは、メジャーリーグのサービスタイム(登録期間)が2年未満の選手の年俸としては史上最高額。
これまでは2014年にマイク・トラウト外野手がロサンゼルス・エンゼルスと結んだ100万ドル(約1億1,000万円)。
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— MLB Japan (@MLBJapan) 2017年3月5日
25歳のブライアントは2013年に大学最優秀選手に贈られるゴールデンスパイク賞を受賞。MLBドラフト1巡目(全体2位)でシカゴ・カブスに入団。
2015年はスプリングトレーニング中のオープン戦で14試合で打率.425、9本塁打という好成績を残しながら、FA資格取得を遅らせたいという球団の意向からAAA級アイオワで開幕を迎えた。
メジャー1年目は、最終的に両リーグ最多の31二塁打、26本塁打、99打点を記録し、サンフランシスコ・ジャイアンツのマット・ダフィーらを抑えて、史上20人目となる満票での新人王を受賞した。
2年目の昨季は、打率.292、39本塁打、102打点と大活躍し、ナ・リーグMVPに輝くと共にカブスの1908年以来となるワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
新人王受賞の翌年にMVPを獲得したのは、カル・リプケン・ジュニア、ライアン・ハワード、ダスティン・ペドロイアに次ぐメジャー史上4人目の快挙だった。