MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB契約情報】ロッキーズがマクマーン三塁手と契約延長

 

ロッキーズがライアン・マクマーン三塁手と6年契約を結んだことを発表した。

 

 

 

メジャーリーグ契約情報

 

契約は2027年シーズンまでの6年総額7000万ドルで、年俸調停3年目のマクマーンの調停2年間分とその後の4年間分を契約したものだ。

 

 

内訳は2022年が500万ドル、23年が900万ドル、24~25年が各1200万ドル、26年~27年が各1600万ドル。近年の年俸高騰を考えれば1600万でも安い契約だ。

 

 

マクマーンは昨季、自己最多の151試合に出場して打率.254、23本塁打、86打点、OPS.779をマーク。昨季はアレナドの後釜として三塁のレギュラーに定着し、守備防御点+13。二塁手としても52試合に出場し、守備防御点+9だった。

 

 

今回の契約には、マクマーンが今後3年以内にMVP投票5位以内に入る好成績を残した場合、2025年シーズン終了後にオプトアウト権が与えられ、2025年にMVP投票5位以内の場合は、2026年シーズン終了後にもオプトアウトできるという付帯条項がある。

 

 

 

 

成績が良ければ固定給にボーナスを付けるという従来までの契約ではなく、成績を上げれば契約を破棄してフリーエージェント(FA)市場で自由に自分の価値を試すことができる高額オファーへの可能性も考えられる契約になっている。

 

 

球団にしてみれば27歳から32、33歳までの脂の乗った6年間を手頃な年俸でコントロールできるメリットがあり、活躍して高額オファーができなくなった場合は選手が球団を去るだけだから金銭面での負担は軽く済む。長期契約は選手生活の後半に不良債権になるリスクもあるが、5~6年の契約期間だとそのリスクは少ない。

 

 

オプトアウトの条項はよく考えられた制度だ。あとは故障による離脱や長期のスランプに陥らないことを祈るだけだ。

 

 

マクマーンの2021年ハイライト動画

 

引用元:Palmer Sports 

 

 

ロッキーズは昨年2月にノーラン・アレナド、今オフにはトレバー・ストーリーがFAで流出し、大幅な攻撃力低下が心配されたが、ストーリーの後をハビアー・バイエズが埋め、アレナドの後をマクマーンが埋めることである程度の攻撃力低下は抑えられた。

 

 

今オフにハビアー・バイエズ遊撃手やクリス・ブライアントなどの大物選手を獲得したロッキーズだが、 以前にも紹介市長にブライアントは左翼手としての起用が濃厚になった。

 

 

ロッキーズの補強状況

 

▼クリス・ブライアント内野手/外野手

ジャイアンツからFA 7年総額1億8200万ドル

 

▼チャド・クール投手

パイレーツFA 1年300万ドル

 

▼スコット・シェブラー外野手

エンゼルスFA マイナー契約

 

▼ホゼ・イグレッシアス遊撃手

レッドソックスFA  1年500万ドル

 

▼アレックス・コロメイ投手

ツインズFA 1年410万ドル