アストロズに強力な先発ローテーションが誕生する。
フラッグディール・トレード情報
アストロズとダイヤモンドバックスとの間でトレードが成立。35歳のベテラン右腕ザック・グリンキー投手をアストロズが獲得した。
#Astros’ haul: Zack Greinke, Aaron Sanchez, Joe Biagini.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) July 31, 2019
グリンキーのトレードは昨年オフから噂が出ていた。ダイヤモンドバックスは左のエースだったパトリック・コービン投手と打線の主軸だったポール・ゴールドシュミットをトレードで放出。A.J.ポロック外野手がフリーエージェント(FA)となり、今回のグリンキーのトレードで完全に再建モードに移行した。
グレインキーは、今季ここまで23試合に先発して146イニングを投げ、10勝4敗、防御率2.90、135奪三振の好成績をマーク。2008年から12年連続となる2ケタ勝利をすでに達成し、3年連続6度目となるオールスター・ゲーム選出も果たした。
MLB.comが初劇の舞台裏を紹介しているが、アストロズのジェフ・ルーノウGMが、グリンキーのトレードについてダイヤモンドバックスに打診したのは、トレード期限まで48時間を切ってからだったという。
ダイヤモンドバックス側が莫大な対価を要求するなか、アストロズ側が放出するプロスペクトのパッケージに納得し、ジム・クレイン・オーナーがグリンキーの高額契約を引き受けることにゴーサインを出したことにより、今回の大型トレードが実現した。
アストロズからダイヤモンドバックスへ移籍するのは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団3位のセス・ベアー(一塁手)、同4位のJ.B.ブカウスカス(右腕)、同5位のコービン・マーティン(右腕)、同22位のジョシュ・ロハス(内野手)の4人。
Good luck to whoever has to play the @astros in the Postseason. pic.twitter.com/UKglBV6Xly
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 31, 2019
アストロズはこれでMLB屈指の先発ローテーションを形成。ワールドシリーズ制覇に向けてMLB4位の先発陣がさらに強力になった。
ジャスティン・バーランダー(14勝4敗、防御率2.73)
ゲリット・コール(12勝5敗、防御率2.95)
ウェイド・マイリー(9勝4敗、防御率3.06)
ザック・グリンキー(10勝4敗、防御率2.90)
【アストロズの補強状況】
マーティン・マルドナード捕手 32歳
78試合 打率.217 6本塁打 17打点 0盗塁 OPS.634
アーロン・サンチェス投手 27歳
23試合(23先発) 3勝14敗0セーブ 防御率6.07 99奪三振
カル・スティーブンソン外野手 22歳
A+級 90試合 打率.298 5本塁打 50打点 11盗塁 OPS.780
ジョー・ビアジーニ投手 29歳
50試合(0先発) 3勝1敗1セーブ 防御率3.78 50奪三振
ザック・グリンキー投手 35歳+金銭
23試合(23先発) 10勝4敗0セーブ 防御率2.90 135奪三振
ライデル・ウセータ外野手 18歳
ルーキー級 32試合 打率.278 0本塁打 20打点 0盗塁 OPS.714
ライニエル・リバス外野手 18歳
ルーキー級 34試合 打率.342 2本塁打 27打点 3盗塁 OPS.933