マイアミ薬物スキャンダル 禁錮1年半の判決
米大リーグ、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手らに禁止薬物(HGH)を違法に提供したとして罪に問われていたマイアミのクリニックの元薬剤師、パウロ・ベレジュク被告に25日、禁錮1年半の判決が言い渡された。AP通信が伝えています。
ベレジュク被告は同クリニックの元経営者、アンソニー・ボッシュ被告に筋肉増強剤となるステロイドなどの薬物を供給していた。ベレジュク被告は法廷で「自分のしたことを後悔している」などと謝罪した。ボッシュ被告には17日に禁錮4年が言い渡された。
2013年1月下旬に衝撃が走ったMLB薬物問題
これは、2013年8月に紹介した記事です。
○・・・マイアミの地元紙が、最近クローズしたばかりのクリニックの医師から、PEDs (Performance- enhancing drugs)に関わる重要な情報をスクープしたと報じました。
○・・・アンソニー・ボッシュ(AnthonyBosch)という医師が、フロリダ州コーラルゲーブルズという街で、バイオゲネシスというアンチエージングのクリニックを開設している時に、彼の患者にMLBのビッグネームがいて、彼らにHGH(HumanGrowth Hormone)を処方した手書きのノートが見つかったというのです。
※HGHは「ヒト成長ホルモン」というドラッグで、これを摂取すれば、疲れを感じないし、パフォーマンスを向上させることができるものの、心肺機能に相当に負担を強いるという禁止薬物です。
※HGHは、PEDs(Performance-enhancingdrugs:パフォーマンス向上薬)の一つです。
ボッシュの患者にはすでに禁止薬物使用で処分済みの
バートロ・コロン(アスレチックス・投手)
ヤスマニ・グランダル(パドレス・捕手)などの他に
A・ロッド(ヤンキース)
ジオ・ゴンザレス(ナショナルズ)
など総勢20人ほどの名前があると地元紙は報じています。
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