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新GMが積極補強を続けるパドレス、外野の強打者3選手を補強

 

MLB移籍情報

 

 

外野の強打者3人でイチロー移籍はトーンダウン 

 

エストコーストに本拠地を置くチームの中で、これまで日本人にはなじみの薄かったサンディエゴ・パドレスが新GMA.J.プレラーが就任して以来、積極的な補強を仕掛けている。

 

打線が30球団中30位の得点力のパドレスは、ドジャースからマット・ケンプ外野手とレイズから13年の新人王ウィル・マイヤーズ外野手、そしてブレーブスから強打者ジャスティン・アップトン外野手をトレードで獲得しました。

 

先の二人は先日紹介しましたが、アップトンはメジャー8年で今季は、打率.270、本塁打29本、打点102、出塁率.342、長打率.491、OPS.833という好成績を残しています。本塁打ナ・リーグ4位、打点は同3位、長打率.491は同6位と、リーグ屈指の強打者です。

 

これで強打の3人が中軸を打つことになります。さらに、ボストン・レッドソックスとのトレードでウィル・ミドルブルックス三塁手を獲得。

 

見返りとして、ライアン・ハニガン捕手を放出しました。ハニガンは、この日行われた11人が絡む大型トレードで、タンパベイ・レイズからウィル・マイヤーズ外野手とともにパドレスへ加入したばかりでした。

 

 

この他にもアスレチックスから長打力のある捕手のデレク・ノリスを獲得していますので、打線はかなり厚みのあるものになりました。

 

しかし、補強した選手は全て右打者で、バランスを考えると左打者、もしくはスイッチヒッターを揃えたいところです。

 

イチローの新代理人が、パドレスと太いパイプがあることからイチローパドレス移籍が取りざたされていましたが、ケンプ、アップトン、マイヤーズがいて4人目の外野手扱いでは、3000本安打にあと156本と迫っているイチローとしては、これまでの実績を考えても、そう簡単にはサインしないでしょう。

 

同地区には、ワールドシリーズの覇者ジャイアンツがいることもあり万年Bクラスのパドレスでは、優勝争いが出来てプレイオフ進出が期待できるチームという基準から考えても、食指が動かないこともわかります。

 

イチローの可能性はトーンダウンしましたが、ただ、ショートのアレクシー・アマリスタ(打率.239、出塁率.286)は左打ちですが数字が物足りなく、今後、鳥谷敬内野手の獲得に動くことは十分考えられます。