子どもたちの夢を育む「相馬こどもドーム」が遂に完成!
楽天イーグルスの選手たちも駆けつけた記念すべき一日
2014年12月18日、福島県相馬市の相馬光陽ソフトボール場で、一つの大きな希望が形となった。「相馬こどもドーム」の完成披露イベントだ。
復興への願いを込めた「2億円」のプロジェクト
この施設は、東北楽天ゴールデンイーグルスが中心となり、全国から寄せられた約2億円の募金を投じて建造された。広さ約1,200平方メートルのテント型ドームは、まさに「野球の力」と「支援の輪」の結晶と言える。完成と同時に相馬市へ寄贈され、早くも今月22日から一般利用が開始される。
ドームの運用方法は、地域スポーツの振興を第一に考えられている。学校活動や団体利用だけでなく、休日午前には個人利用者に優先開放する方針だ。天候を気にせず、いつでも子どもたちが主役になれる場所。そんな願いがこの白い屋根には込められている。

式典には、三木谷オーナーと共に、楽天が誇る若きスターたちが顔を揃えた。則本昂大、岡島豪郎、そして地元・いわき市出身の内田靖人。シーズン中とは違う柔らかな表情で、子どもたちと白球を追い、交流を深めた。
選手たちの言葉には、復興の先を見据えた確かな熱が宿っていた。 岡島は「またチャンスがあれば訪れたい」と再会を誓い、地元出身の内田は「地元の子どもと楽しいひとときを過ごせた」と感慨深げに振り返った。そして、エースの則本はこう語った。「いつか一緒にプレーできるような選手が、この施設で育つのを楽しみにしている」
この言葉は、子どもたちにとって何よりの原動力になるだろう。 震災から歩みを進める相馬の地に誕生した、全天候型の聖地。ここで泥にまみれて夢を追う少年少女の中から、数年後、則本と同じマウンドに立つ者が現れることを確信させてくれる、そんな熱い一日だった。
記事参考:
福島民報Webサイト