MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

田中将大、ジラルディ監督が22日のブルージェイズ戦の復帰を言及

 

 来季の構想へ とてつもなく大事な登板

 

右肘を痛めて故障者リスト(DL)入りしているヤンキース田中将大投手は15日(日本時間16日)、キャンプ地のフロリダ州タンパで故障後初の実戦となるマイナー相手の紅白戦に登板、5回を無失点に抑えた。

 

65球を投げ6安打、4三振を奪った。最高球速は92マイル(約148キロ)だった。

 

 

 

ESPNによれば、この登板後、異常がなければ早くて日本時間の22日の本拠地でのブルージェイズ戦でメジャー復帰することが明らかになりました。

 

7月8日のインディアンス戦以来となるメジャー復帰を果たすことになるわけですが、ア・リーグ東地区首位のオリオールズとは大きく水を開けられており、ワイルドカードでのプレーオフ進出も困難となっている状況で、なぜ、登板させるのか?

 

何が何でも今季中に復帰させようとするヤンキースの方針に疑問の声が上がっている。

 

 

ジョー・ジラルディ監督は今季中に最低でも1試合に投げさせることをすでに明言している。「もし、彼がメジャーで1試合か2試合に登板して、何もなければ、肘の状態のいい選手をわざわざ手術させることはない。それが結論だ。我々の願いはこのリハビリが成功して、彼が来シーズンも投げてくれること。肘の状態のいい人間をあえて手術させるのは馬鹿げている」と説明している。

 

逆に田中が今季メジャーで登板できない場合、もしくは登板時に痛みが出るようなら、即手術となる方針も指揮官は示唆している。

 

ヤンキースの方針は、あくまでも真剣勝負での状態で投げさせて、この前半12勝を挙げてその価値を証明した投手を来季の先発ローテーションの柱として計算したい考えらしい。

 

名門復活へ、田中将大の次の登板は、チームにとっても最重要課題なのかもしれない。