今季の“二刀流”としての大谷投手の登板は無くなった。ひょっとすれば、来季も無くなる可能性が出てきた。
大谷翔平NEWS
エンゼルスは5日(日本時間6日)、大谷翔平の右肘じん帯に新たな損傷が見つかり、医師の判断として「じん帯を修復する手術を勧められた」ことを発表した。
日曜日ごとの先発を発表していたが、8日(同9日)のホワイトソックス戦は登板を回避するという。
投打の二刀流でプレーする大谷は、ことし6月に右肘のじん帯を損傷していることがわかり、治療とリハビリを経て今月2日(同3日)のアストロズ戦で復帰登板した。
この登板の翌日、大谷は「試合のレベルで投げたので多少張りはあるが、次回の登板に向けてまた調整したい」と話していた。
しかし、大谷の右肘に張りが残っていたことから再検査を受けた結果、じん帯に新たな損傷が見つかり、医師は、じん帯を修復する手術を勧めた。
現在、エンゼルスはロードで、10日(日本時間11日)にはロサンゼルスに戻り、そこで今後のことについて話し合いがもたれるという。
手術を受けた場合、投手として復帰するまでには短くても14カ月から15カ月はかかり、来季は全休する事は確実だが、打者としてなら、もうすこし短く、シーズン後半に復帰が期待できる。
この日、レンジャーズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席で2試合連発となる17号ソロ本塁打を放つと、8回にも18号2ラン。4打数4安打3打点、4得点1四球の猛打賞だった。
これは、日本選手のメジャー1年目の本塁打数で、2003年の松井秀喜(ヤンキース)の16本塁打を抜き、最多記録の2006年の城島健司(マリナーズ)の18本塁打に並んだ。
セカンドオピニオンも参考にして、シーズン終了後の10月に判断しても、良いような気がする。仮に10月後半に手術しても、20年の開幕まで17カ月ある。
大谷が、どのような決断をするか注目したい。