田中将大が現地18日、メッツとの“サブウェイシリーズ”に先発登板。6回を投げきり自責点2というクオリティスタートで先発の役割は果たしたが、手痛い2発を浴び7敗目(12勝)を喫した。
MLB2015
田中将大、打線の援護なく 6回2失点も7敗目
好投した13日のブルージェイズ戦から中4日で先発した田中。2戦連続の中4日ローテーションは今季初めて。
今まで、田中の肘の状態を考慮して登板間隔を慎重に見極めて登板させていたが、シーズンの大詰めを迎えてヤンキースは明暗を田中に託した。
Another solid day on the hill for Tanaka. pic.twitter.com/hjNFY9YLAD
— New York Yankees (@Yankees) 2015, 9月 19
この日は、立ち上がりから球数を考えたストライク先行の投球。昨年の5月14日にメジャー初完封をしたメッツ相手に好調セスペデスも2球でサードファウルフライに打ち取り、8球で初回を終える上々の立ち上がり。
2回も先頭の4番ライトをショートゴロに打ち取ったが、5番デューダに甘くなったスプリットを叩かれ、同点となる22号ソロを浴びた。
1対1の4回は、2死から連打を浴び二、三塁とされたが、6番ダーノーをサードゴロに退けピンチを脱出。5回は、1回と3回に続き三者凡退に抑え、辛抱強く打線の援護を待った。
しかし6回、この回も簡単に抑え込んだが、2死から3番マーフィーに勝ち越しとなるソロを運ばれた。試合の流れから言って印象の悪いこの日2発目の被弾だった。
田中は結局、6回82球、4安打、4奪三振、無四球ときっちり先発の仕事はしたが、エースとしてなんとも後味の悪い2発を浴びた。防御率は3.38となった。
ヤンキースは2番手のシュリーブも2ランを浴びるなど、7回以降にも3失点。
打線もルーキーの投手相手に初回以降は沈黙。これでレッドソックスに勝利した同地区首位・ブルージェイズとのゲーム差が4.5に開き、ヤンキースは、いよいよ崖っぷちに立たされた。