MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

田中将大がエースの意地 チームの連敗をストップ 7回無失点で12勝目

 

ヤンキース田中将大は現地13日、ニューヨークで行われたブルージェイズ戦に先発し、7回108球を投げ4安打無失点、無四球、7奪三振の快投で、今季12勝目(6敗)をマークした。

 

 

MLB2015

 

 

田中将大、7回無失点で12勝目

 

AL東地区首位ブルージェイズとの首位決戦4連戦の最終戦。このエースの好投でヤンキースは5対0で勝利し連敗を5でストップした。ゲーム差も3・5に縮めて地区優勝に望みをつないだ。

 

田中は22試合目のマウンド。今季4度目の中4日だったが、前回がナイターだったこともあり実質は中3.5日というローテーション。

 

今季ブルージェイズとは開幕戦を含めて3度対戦し、1勝2敗、防御率3・32の内容。8月15日の登板では1失点完投で勝利投手になっている。

 

初回に2死からバティスタ二塁打を打たれるが、4番・コラベロを三振に仕留めて無失点。2回にも1死からピラーにセンター越えへエンタイトル二塁打を打たれるが、けん制でアウト(チャレンジ判定)にしてピンチを切り抜けた。

 

4回から6回までは1人も走者を出さず。7回に左翼のガードナーが太陽で打球を見失い二塁に走者を背負ったが、無失点で切り抜けた。

 

 

前回、8回1失点の田中を「歴史的見殺し」にしたヤンキース打線は2回、2四球とロドリゲスのセンター前ヒットで築いた無死満塁から、マリナーズから移籍のアクリー、SSグリゴリアス犠飛を放ち2点を先制。

 

4回には2死一塁でアクリーがライトへ7号2ランを放ち4対0と田中を援護した。さらに8回には1死一塁でロドリゲスがレフトへタイムリ二塁打を放ち勝負を決めた。

 

 

田中に抑えられたブルージェイズは、実に7月10日以来、64試合ぶりの完封負けを喫した。

 

ブルージェイズの川﨑