MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平、次は打者としてヤンキース田中将大との日本人対決

投手・大谷翔平が4試合目の先発登板。試合経過等は、MLB.comに掲載されているので、そちらを参考にしていただきたい。

 

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昨年の覇者アストロズ打線を相手に98球(ストライク55球)、5回1/3で4失点。被安打6、奪三振7、与四球5。

 

全球リアルタイムで観ていたが、5四球は多すぎた。主審の微妙な判定もあった。5回の先頭打者ゴンザレスへのフルカウントからの6球目、97.9マイルのフォーシームは、低いという判定だったがストライクともとれる球だった。大谷も悔しい顔をした。

 

その直後、9番打者フィッシャーに投じた初球95.8マイルのフォーシームが甘く入ってセンターオーバーの2ランを打たれた。

 

あの2失点が、余計だった気がする。メジャーで3本目の被弾。先頭打者を四球で歩かせて、やや置きにいったようなフォーシームを軽々と運ばれた。

 

この日は、95マイルオーバーの快速球が37球。最速101マイル(約162.5キロ)も2度計測した。全体的には、威力があっただけに、悔やまれる初球の入り方だった。

 

大谷の投球フォームをCS放送で解説していたジョニー黒木(元日本ハム投手コーチ)は、プレートの右端から左足をインステップして、クロスファイヤー気味に投げているとのことだった。

 

ランナーを出した時は左肩がセットの状態からやや開くので、そちらの方が、腕が振れて、右打者のアウトコースへの制球が良くなると分析をしていた。

 

これで4月は2勝1敗、20回1/3、防御率4.43、WHIP1.13。奪三振26。

 

ヤンキースのセベリーノ、メッツのシンダガードに次いで平均球速はメジャー全体で3位というポテンシャルは見せつけた。しかし、昨年メジャーでは100マイルを計測した投手は40人いたという。

 

K/9も11・51でア・リーグ9位と悪くないが、制球で苦労している。それは、初めての球場のマウンド(傾斜や硬さ)に対応中といったところだろう。

 

打撃成績は、次のホームでのヤンキース戦3連戦に出場予定なので、その結果を見てから判断しなければならないが、田中将大の次回登板が日本時間29日に予定されており、打者・大谷翔平田中将大との日本人対決が楽しみだ。

 

《追記》

※この試合の後で大谷翔平の平均球速101マイル(162・5キロ)は、セベリーノ、シンダガードを抜いて先発投手ではトップに立った。