MLB移籍情報
米CBSスポーツWebサイトなどによれば現地20日、ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)の34歳ケビン・ユーキリス三塁手が、東北楽天ゴールデンイーグルスと1年契約に合意した。
ユーキリスは2004年にボストン・レッドソックスでメジャーデビュー。07年には松坂や岡島らと共にワールドシリーズ制覇に貢献した。08年に打率.312、29本塁打、115打点、出塁率.390をマークしてオールスターに選ばれるなど、中心選手として活躍。
しかし近年は、故障が原因で成績が下降し、昨シーズン途中にシカゴ・ホワイトソックスへトレード。10年目の今シーズンはヤンキース入りして注目を集めたが、背中(腰?)を痛めて28試合の出場にとどまり、打率.219、2本塁打、8打点に終わった。ヘルシーなら大暴れしそうだが・・・
メジャー10年間の通算成績は打率.281、150本塁打、618打点、出塁率.382。メジャー屈指とも言われる選球眼でユーキリスという名前から“四球のギリシャ神”の異名を持っている。
ひげ面と独特の打撃フォームで印象に残るプレイヤーだが、彼を有名にしたのはマイケル・ルイスのノンフィクション作品「マネーボール」で取りあげられた事だ。そのことは「野球人.com」さんが4月の時点で紹介されていたのを思い出した。
映画化されてご存知の方も多いと思うが、メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、セイバーメトリクスと呼ばれる独自の手法を用いて、プレーオフ常連の強豪チームを作り上げていく様子を描いた作品。
2003年に米国で発売され、ベストセラーになった。11年にベネット・ミラー監督、ブラッド・ピット主演で映画化された。「マネーボール」邦訳版の副題は「奇跡のチームをつくった男」。
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