ブルージェイズで活躍する川崎宗則選手が27日夜、久留米市津福本町の聖マリア病院小児病棟を訪れ、子どもたちと交流した。
川崎といえば“ムネリン”の愛称でブルージェイズのホーム、カナダのトロントでも人気者。
先日もマイナー契約だが再契約を済ませ、MLBの公式サイトでも「ブルージェイズがファンに一足早いクリスマスプレゼントを届けた」との書き出しで人気者の再契約を報じた。
そのムネリンも今年は男の子の父親になった。その事はチームのツイッターでも報じられた。
その時のエピソードがユニーク。というのも8月14日に嬉しい3度目のメジャー昇格を決めた川崎は、その前週、3日間の「父親リスト」と呼ばれる産休制度を利用してチームを離れた。
念願の第一子誕生に立ち会うためだが、メジャーリーグが今季から導入した新たな試みを早速活用したのだ。メジャー昇格直後に堂々とこの制度を活用するあたりが、いかにもムネリンらしい。
翌日には、「川崎家に元気な男の赤ちゃんが誕生し、母子ともに元気な模様」と、ブルージェイズの公式ツイッター(@bluejays)が伝えた。
地元トロントを中心に瞬く間に拡散したこのツイートは、何と500回以上もリツイートされ、『ムネの息子と今すぐサインして!』などの書き込みが相次いだ。
ツイッター上では『ムネと息子のダブルカワサキで効果倍増』『バットボーイで契約して!』『もうサインしたの?』など、“おめでとう以上”の愛情溢れるコメントで賑わっていたという。
ムネリンが小児病棟を選んだのも「産休パパ」だから。
別れ際には「チェスト、いけ! 体に気をつけて、風邪ひかんごつ、良いお年を」と鹿児島弁を交えてエール。
ムネリンは「触れあって元気をもらいました。自分も子供が生まれたばかりで、お父さん、お母さんの大変さがよく分かる。子供が生まれてから初めての慰問だったので、いろいろ感じるところがありました」と話した。