来週メジャーリーグでは、オーナーからマイナーリーグ関係者までベースボールビジネスの経営陣・関係者が一堂に会する一大“ジョブフェア”であるウィンターミーティング(12月9~12日、フロリダ)を開催する。
ウィンターミーティング直前!日本人選手の動向に見るMLBの潮流
ヤンキース・黒田博樹、ベテランの意地!名門と再契約
来週、フロリダでメジャーリーグの経営陣や関係者が一堂に会する一大イベント、ウィンターミーティング(12月9〜12日開催)が開催される。
これは、チームのオーナーからマイナーリーグのスタッフに至るまで、野球ビジネスに関わる人々が集まる「ジョブフェア」であり、この時期を境に大型契約やトレードが表面化することが通例だ。
その一大イベントを前に、日本人メジャーリーガーたちを取り巻く水面下の動きが加速した。
ヤンキースは、黒田博樹投手との再契約を発表した。 この年、黒田はシーズン後半こそやや打ち込まれる場面はあったものの、32試合登板で201.1イニングを投げ抜き、タフな先発投手陣の精神的な柱として大いに貢献した。
黒田は2007年オフに広島カープからFAでドジャースに移籍し、2012年からヤンキースに加入した黒田投手。野茂英雄氏(元ドジャースなど)の持つ日本人最多の123勝に次ぐ通算68勝(70敗)を当時記録しており、そのキャリアはベテランの域に入ってもなお輝きを放ち続けている。
青木は電撃トレードでロイヤルズへ
ブルワーズに所属していた青木宣親選手が、カンザスシティ・ロイヤルズへの電撃トレードで移籍することが決まった。
ロイヤルズは、美しい球場を持つ一方で、長らく低迷期に苦しみ、2000年代半ばには3年連続で100敗以上を喫した万年Bクラスのチームであった。
しかし、当時2006年5月に就任したデイトン・ムーアGMがチーム再建を主導し、このシーズンは10年ぶりに勝ち越し(86勝76敗)を達成。
ムーアGMは、今や球界屈指の「敏腕GM」として名高く、そのGMに才能を認められてのトレード加入は、メジャーリーグのプレイヤーにとって「チームの未来を託された勲章」とも言えるだろう。
青木選手は来季、ア・リーグ中地区で、デトロイト・タイガースが誇る強力な先発ローテーションと対峙することになる。 (余談だが、カンザスシティといえばNFLのチーフスも当時、好調を維持していた。)
【マリナーズ】岩隈久志に心強い援軍!カノーが超大型契約で加入
マリナーズが、岩隈久志投手の心強い援護役となるべく、前ヤンキースの主砲、ロビンソン・カノー内野手を獲得した。
報道によると、カノーの契約は10年総額2億4000万ドル(約240億円)という、球界の歴史に名を刻む超大型ディールだ。これは当時、2012年にアルバート・プホルスがエンゼルスと結んだ契約と同額に並ぶものである。
これはメジャーリーグ史上3番目に大きな契約となる。
①アレックス・ロドリゲス三塁手(2008年、ヤンキース):10年総額2億7500万ドル
②アレックス・ロドリゲス内野手(2001年、レンジャーズ):10年総額2億5200万ドル
長期契約はリスクも伴うが、現在31歳のカノーは、今季打率.314、27本塁打、107打点をマークした球界屈指のセカンドである。
メジャー9年間で打率.309、204本塁打、822打点を記録し、オールスター選出5回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブ賞2回に輝くなど、攻守走すべてにおいて実績を残している。
ちなみに、カノーのメジャー初安打は2005年、当時タンパベイ・デビルレイズに在籍していた野茂英雄から放たったものだ。岩隈にとって、カノーの加入はエースとしての地位を確固たるものにする大きな後押しとなるだろう。
