MLB メジャーリーグ物語

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トラウタニがメッツのカラスコ粉砕 ウォルシュもサイクル安打記録

エンゼルス大谷翔平は11日(日本時間12日)、本拠地でのメッツ戦に「3番・DH」で先発出場。2試合ぶりの13号2ランを放つなど4打数3安打3打点の大活躍だった。

 

 

大谷翔平NEWS

 

トラウト、大谷の今季3度目のアベック弾

 

「シティコネクト・ユニホーム」を初めて着用した試合だったが、胸の下に小さく番号が付いたり、袖にはサーフボードをオマージュしたラインが入るなど意外と感じの良いデザインだった。

 

 

 

 

これは縁起の良いユニホームになってほしい。

 

新打線がフィット?

エンゼルスは、1番ブランドン・マーシュ外野手を起用。復帰したマイク・トラウト外野手が2番。大谷翔平が3番に下がり4番にアンソニー・レンドン三塁手、5番ジャレッド・ウォルシュ一塁手というネビン監督代行の新しいラインナップでハーラーダービートップの7勝をマークしているカルロス・カラスコと対戦した。

 

その新打線の効果が1回から炸裂した。それも大谷翔平が初回、1死一塁の第1打席で右中間を破る先制タイムリ二塁打を放ち、俊足のブランドン・マーシュが一塁から生還。

 

続くレンドンは三塁線を破る二塁打で大谷が生還。エンゼルスが先制した。

 

その後は、3試合ぶりに復帰したトラウトが、3回の第2打席に15号ソロ、5回裏に大谷が13号2ランを放ち、5点をリード。

 

6回裏にはアンドリュー・ベラスケス遊撃手の4号ソロとトラウトの2打席連続の16号2ランが飛び出し、エンゼルスが5本塁打で試合を有利に進めた。

 

エンゼルスの先発マイケル・ロレンゼンは今季10試合目の登板だったが、7回途中で被安打6、与四球1、奪三振4、失点(自責点1)の好投。5月29日以来のクォリティースタート(QS)で勝利の流れを呼び込んだ。

 

これで今季の防御率は3.45にアップ。この数字は大谷(3.64)、シンダガード(3.69)を上回っている。QS率も70%で威圧感はないが粘り強い投球で6勝目(3敗)をマーク。先発ローテーションを支えている。

 

ウォルシュ一塁手が好守にハッスル

さらに、この試合ではウォルシュが「サイクル安打」を達成。これは2019年の大谷以来で、球団史上9度目(8人目)の快挙となった。

 

ウォルシュは一塁守備でも好プレーを連発して、この日のMVP的な活躍だった。

 

 

 

 

大谷も4打数3安打の猛打賞

大谷翔平も第2打席に痛烈な左前安打を放つと、5回1死二塁の第3打席には、2試合ぶりの一発となるの13号2ランを右中間へ放ち、この日、2本塁打のトラウト(15号、16号)との今季3度目の「アベック本塁打」をマークして観衆を沸かせた。

 

 

 

 

この日の大谷は、4打数3安打3打点、5打席目が四球でサイクル安打は逃したが、今季の打率は.255、OPSは.809となった。

 

トラウトと大谷のアベック本塁打は今季3試合目で通算では17度目。