菊池雄星のエンゼル移籍が決まったようだ。菊池の移籍は、これで4チーム目になるが古巣マリナーズ、アストロズのライバルチームで、ア・リーグ西地区3チーム目になる。
MLB契約情報
アストロズから今オフにフリーエージェント(FA)となっていた菊池雄星投手がエンゼルスと3年総額6300万ドルで契約に合意したと25日、米「ニューヨークポスト」のジョン・ヘイマンが自身のXで報じ、MLBの公式Xでも報じている。
Angels, LHP Yusei Kikuchi reportedly agree to 3-year deal, per @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/ZooMF2EYoX
— MLB (@MLB) November 25, 2024
菊池は33歳。メジャー6年目の今季は7月末のフラッグディールトレードでブルージェイズからアストロズに移籍。
移籍後は10試合で5勝1敗、防御率2.70と好投。2チームトータル32先発で防御率4.05、9勝10敗、fWAR3.5と期待に応えた。
菊池は故障離脱が少ないのが評価できる投手と個人的には考えている。
3年連続の32試合先発登板はチームにとっては貴重なイニンイーターになる。しかも年々、その球威威力は増し奪三振率もアップしている。これは優れた自己管理や日々のトレーニングの賜物だろう。
アストロズで過ごした後半戦は新たな野球観を学び、大きな転機になったようだ。データの見方や相手の弱点を突く戦法を体感し、「こういうチームが勝つんだと、インパクトが大きかった」と振り返り、ポストシーズンで終戦した際には「チャンスがあれば優先的に戻ってきたい」と話していた。
昨年オフに大谷翔平というリーグMVPを失ったエンゼルスは、1999年以来の地区最下位に沈んだが、今オフもカイル・ヘンドリック投手、ケビン・ニューマン内野手、控え捕手としてトラビス・ダーノウらを補強。
再建期のチームは、ローガン・オハッピー捕手、ザック・ネト遊撃手、ホセ・ソリアーノ投手といった若手が台頭。
これらベテラン達の積極補強で、陰りの見え始めたアストロズや2023年のワールドチャンピオンであるレンジャーズ、若手の投手陣が成長著しいマリナーズといったコンテンダーたいの仲間入りができるのか?これからもエンゼルスの補強に注目だ。