エンゼルスがマイナー球団の監督及びコーチ陣の一部を発表している。
MLB球団人事
大谷翔平が所属するエンゼルスは現地25日(日本時間26日)、傘下マイナー球団の人事を発表している。(エンゼルスとマイナー各球団の監督は下記)
今回の人事ではAAA級ソルトレイクのルー・マーソン、ルーキー級ACLエンゼルスのデーブ・ステイプルトン、ルーキー級DSLエンゼルスのエクトル・デラクルスが留任。ジャック・ハウエルがA級からA+級の監督に昇格している。
エンゼルスの傘下マイナー球団と監督
⇒ Joe Maddon (returning)
ソルトレイク・ビーズ(AAA)
⇒Lou Marson (returning)
ロケットシティ・トラッシュパンダズ(AA)
⇒Andy Schatzley( From A+)
トリシティ・ダストデビルズ(A+)
⇒Jack Howell( From A-)
インランドエンパイア・シックスティシクサーズ(A-)
⇒ Ever Magallanes (From CHW)
⇒Dave Stapleton (returning)
⇒Hector De La Cruz (returning)
#Angels managers at every level in 2022
MLB: Joe Maddon(returning)
AAA: Lou Marson(returning)
AA: Andy Schatzley(From A+)
A+: Jack Howell(From A-)
A-: Ever Magallanes(From CHW)
ACL: Dave Stapleton(returning)
DSL: Hector De La Cruz(returning)
— Jared Tims (@Jared_Tims) February 25, 2022
選手育成コーチとしてトレイ・ヒルマン
注目は選手育成コーチとして元日本ハムファイターズ監督のトレイ・ヒルマンを起用したことだろう。
ヒルマンは59歳。2003~07年に日本ハムの監督を務め、リーグ優勝2度と日本一を1度経験。2008~10年途中までロイヤルズ、2017~18年には韓国のSKワイバーンズでも指揮を執り、2018年には韓国シリーズ優勝を成し遂げた。
MLB公式サイトの紹介では日米韓の異なるプロリーグで監督を務め、それぞれのリーグで優勝を経験している唯一の人物らしい。ある意味、ラッキーな監督と言えるかもしれない。
ヒルマン以外にもNPB経験者
ヒルマン氏以外にもエンゼルスにはNPBを経験した人物が多い。2001~02年に阪神、2010年には日本ハムでもプレーしたバディ・カーライルも投手コーディネーターを2020年から務めている。
さらに、A+級トライシティの監督には元ヤクルトなどに在籍したジャック・ハウエルがA級インランドエンパイアの監督から今回内部昇格。ハウエルは来日1年目の1992年には首位打者と本塁打王の二冠に輝き、MVPも受賞している。
また、かつてのカージナルスのエースだったクリス・カーペンターが投手コンサルタントに就任しており、こうした人事はMLB公式サイトによると、チームの課題である投手力の底上げを期待しての人事みたいだ。
そういえばエンゼルスは昨年のドラフトでは1巡(全体9番指名)のマイアミ大(オハイオ州)右腕サム・バックマンなど右腕が14人、左腕が6人の20人すべてが投手だった。