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【MLB球団人事】エンゼルスが傘下マイナーの監督やコーチを発表

エンゼルスがマイナー球団の監督及びコーチ陣の一部を発表している。

 

 

 

MLB球団人事

 

 

大谷翔平が所属するエンゼルスは現地25日(日本時間26日)、傘下マイナー球団の人事を発表している。(エンゼルスとマイナー各球団の監督は下記)

 

 

今回の人事ではAAA級ソルトレイクのルー・マーソン、ルーキー級ACLエンゼルスのデーブ・ステイプルトン、ルーキー級DSLエンゼルスのエクトル・デラクルスが留任。ジャック・ハウエルがA級からA+級の監督に昇格している。

 

エンゼルスの傘下マイナー球団と監督

 

ロサンゼルス・エンゼルスMLB

⇒ Joe Maddon (returning)

 

ソルトレイク・ビーズ(AAA)

⇒Lou Marson (returning)

 

ロケットシティ・トラッシュパンダズ(AA)

⇒Andy Schatzley( From A+)

 

トリシティ・ダストデビルズ(A+)

⇒Jack Howell( From A-)

 

インランドエンパイア・シックスティシクサーズ(A-)

⇒ Ever Magallanes (From CHW)

 

ACLエンゼルス(ルーキー)

⇒Dave Stapleton (returning)

 

DSLエンゼルス(ルーキー)

⇒Hector De La Cruz (returning)

 

 

 

選手育成コーチとしてトレイ・ヒルマン

注目は選手育成コーチとして元日本ハムファイターズ監督のトレイ・ヒルマンを起用したことだろう。

 

ヒルマンは59歳。2003~07年に日本ハムの監督を務め、リーグ優勝2度と日本一を1度経験。2008~10年途中までロイヤルズ、2017~18年には韓国のSKワイバーンズでも指揮を執り、2018年には韓国シリーズ優勝を成し遂げた。

 

MLB公式サイトの紹介では日米韓の異なるプロリーグで監督を務め、それぞれのリーグで優勝を経験している唯一の人物らしい。ある意味、ラッキーな監督と言えるかもしれない。

 

ヒルマン以外にもNPB経験者

ヒルマン氏以外にもエンゼルスにはNPBを経験した人物が多い。2001~02年に阪神、2010年には日本ハムでもプレーしたバディ・カーライルも投手コーディネーターを2020年から務めている。

 

さらに、A+級トライシティの監督には元ヤクルトなどに在籍したジャック・ハウエルがA級インランドエンパイアの監督から今回内部昇格。ハウエルは来日1年目の1992年には首位打者本塁打王の二冠に輝き、MVPも受賞している。

 

また、かつてのカージナルスのエースだったクリス・カーペンターが投手コンサルタントに就任しており、こうした人事はMLB公式サイトによると、チームの課題である投手力の底上げを期待しての人事みたいだ。

 

そういえばエンゼルスは昨年のドラフトでは1巡(全体9番指名)のマイアミ大(オハイオ州)右腕サム・バックマンなど右腕が14人、左腕が6人の20人すべてが投手だった。