MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB 投手の高粘着物使用、取り締まり厳格化へ 誰が出場停止になるのか?

ステロイド疑惑以来のスキャンダルに発展か?

 

いよいよ具体的に選手の出場停止処分などが科せられるという報道が流れている。こうなってくると誰が禁止物質使用で処分を受けるのか? 注目はそこに集まる。

 

 

噂が出ているのはゲリット・コール(ヤンキース)、トレバー・バウアー(ドジャース)などだが、今後、どの選手の名前が出てくるのか、注目だ。

 

 

エンゼルスのスタッフはこの件に関連して解雇されたらしい

 

Youtube動画の「MNsports」さんが詳しく報告している。参考になるので下記にURLを添付した。

 

 

すでに、スタッフは処分されている。MLBは2020年2月、高粘着物を精製して選手に渡していたとしてエンゼルスに通達。エンゼルスは、その球団スタッフを解雇した。40年務めていたベテラン職員だった。

 

▽source

https://youtu.be/Ka-pwm00ssA

 

 

不正の国の不正取り締まりは茶番にしか見えない

 

日本人の感覚ではわかりにくい部分もあるが、バレなければ何でもやっていいという感覚が、お国によってはあるのも事実。落とした財布が戻ってくるとは限らない。

 

 

盗むより盗まれる方が悪いと開き直る国もある。彼らの論理で行くと、騙される方が悪いらしい。

 

 

自国の大統領選でもなりふり構わず不正をする国だから、ましてや成績が上がり、その結果が、契約(サラリー)に直結するとしたら、使用する選手が増えることも事実だ。

 

 

これまでのメジャーリーグでは、ある程度、パインタール(松やに)などを使って投げるのは“暗黙の了解”になっているところがあった。ボールが滑るから滑ったボールが打者に直撃しても危ないというグリップ性を考慮してのことだ。

 

 

しかし、百歩譲って粗悪品でも「統一球」として全選手が同じ条件だから良しとしても、投手によって粘着性の強い物質を使ってスピンレートを上げて威力を増すのは禁止、規制の対象にするということなのだろう。

 

 

打者の次は投手を規制、MLB機構は何をしたいの?

 

打者は「低反発球」で本塁打数が減り、全体の打率が低下するなど、多少は元どおりに修正したのだから、今度は投手がプラスになるような物質は使うな、ということでバランスをとったつもりなのだろうが、何か根本が違う気がする。

 

 

観客数が長期低落傾向にあった時期にホームランを量産しやすい「飛ぶボール」に変えた。たしか、その時は「フライボール革命」とか言ってはしゃいでいたメディアや理論家さんたちもいた。御用なんとかという輩だ。

 

 

でも、要するに「飛ぶボール」だった。ボールに角度をつける打ち方なんて昔から言われてたこと。筆者も高校時代の監督が「外野フライを打て」といつも指導していたことを思いだす。

 

 

今回は低反発球の導入で打者を不利にしたから、次は投手という順番なのだろう。イカサマ大国の迷走ぶりは笑えてくる。選手も可哀そうだ。

 

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根本的な問題は、ボールの質が悪く良く滑るからだ。そもそもその品質改良はしているのだろうか?ボールを作っているローリング社を子会社化したので、どれだけ質が悪くてもそこは使い続けるしかないのか。

 

 

クルマ自体がポンコツなのに、オイルがどうとか、タイヤがどうとかやっても問題は解決しない。良いクルマを作ることを忘れていないのか!? 

 

 

そういえば、この国のクルマ産業も衰退した。野球も衰退しないことを祈りたい(人気はすでに下降しているが)。

 

 

この国はダブルスタンダードが多く、そもそもビジネスが先だから、理解しがたいことが多い。