前日、交通渋滞から珍しい地下鉄通勤で遅刻してスライド先発となったエンゼルス大谷翔平投手が28日(日本時間29日)、投手専念で今季7試合目の先発登板した。
打線の援護もなく7回3失点で初黒星
結論から紹介すると、5回終了までは危なげない投球だった。球数68球で打たせて取る投球で安定感があった。ただ、味方打線のランサポートもなく0対0で6回へ。ここからは残念だった。
6回、先頭打者を中前打で出すと、前の打席で乱闘騒ぎの相手に変化球がすっぽ抜け背中に死球。
乱闘寸前のバッターに死球は
さすがに観てる方もヒヤっとしたよね😅😅😅😅
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— 大谷速報&スポーツ速報 (@30R9gmaMUy3guDJ) May 29, 2021
送りバントで一死2、3塁の場面から左翼後方へ犠飛を打たれ1失点(先制点)を許す。
味方打線が、同点に追いついた直後の7回は、しっかり抑えたかったが、先頭打者に四球、次も連続四球。チャップマンには、真ん中へ甘く入ったスライダーを三遊間に破られ1失点。これで勝ち越しを許して降板。
大谷は6回3分の0を投げ被安打3、与四死球5、失点3で、今季初黒星となった。やはり、制球が課題だった。
それでも今季の投手成績は7試合(先発)で36.1イニング、防御率2.72、奪三振50、奪三振率12.39。与四球26、与四球率6.44。2勝1敗。
勝ち負けはどうでも良いが与四球率が悪いのが改善点。クオリティスタート(QS=6イニングで自責点3)が7登板中2回と少なく、最初は球数制限だったから仕方がないとして、今後はQS回数をアップさせていきたい。
Players with 15+ HR and 50+ Ks in the same season:
Shohei Ohtani 2018
Shohei Ohtani 2021 pic.twitter.com/QeO9ndhTCb
— MLB Stats (@MLBStats) May 29, 2021
禁止物質の摘発に乗り出したMLB、もとは滑るボールが原因?
一見するとコントロールに問題がありそうだが、大谷の場合、不正な禁止薬物(松ヤニなどから作る)などの回転数を上げるような物質を使っていないので、品質の悪いMLBの公認球は滑るので可哀そうな気がする。
大谷乱闘寸前
カートスズキが怒って止める
— かほ (@bskr837) May 29, 2021
あの乱闘騒ぎになった(打者の顔付近に抜けた)シーンも滑る品質の悪い(バラつきのある)ボールが原因かもしれないと考えたくなる。
これまでは、打者への危険性を考慮して、ある程度はパインタールの使用を黙認していたMLBだったが、一部の選手でパインタールを改良した薬品でスピンレート(回転数)を上げていることなどが認められており、MLBは厳しく摘発に乗り出した。
先日もカージナルスのリリーバーが、登場していきなり帽子の交換を告げられて監督が抗議して退場処分になる場面もあったが、そのシーンをよく見ると、さすがに帽子が汚れているのが分かった。だから、選手もやり過ぎかもしれない。
今季から、ボールが飛ばない低反発球にしたMLBだが、それに関しては投手にも有利。ただ、パインタールに関しては、やや不利にも感じるが合成物質でスピンレートを上げているとしたら違反行為(イカサマ)と言わざるを得ない。
日本製に変えれば問題解決でしょ
ボールの質の問題は多くの日本人選手が直面する。そもそも論になるが、もともとMLBの公認球(ローリング社製)は滑ることで有名。日本製のボールに変えれば良いのだが、同者がMLB傘下の子会社だから変えられないとか。ここでも利権が絡んでいるのかもしれない。
▼Information source
参考動画がこれ