ナショナルズがブルペン強化に成功
先日の救援右腕リアム・ヘンドリックスに続いてリリーバーとしては今オフ注目の一人だった救援左腕ブラッド・ハンドが、ナショナルズと単年1050万ドルで契約した。
MLB.comのエグゼクティブレポーターであるマーク・フェインサンドが伝えている。
The Nationals and Brad Hand have agreed to a one-year, $10.5 million deal, per source. The deal is pending physical. @JonHeyman & @JeffPassan were first with details.
— Mark Feinsand (@Feinsand) January 25, 2021
昨年のセーブ王ブラッド・ハンド、実力ナンバーワン左腕
30歳のハンドは、昨季インディアンスで23試合に登板して2勝1敗16セーブ、防御率2.05。
FIP1.37もハイレベルの数値で、昨季は奪三振率11.9と前年の13.2からやや落ちたものの三振率34%の高い水準をキープしつつ、与四球率は18年の3.5、19年2.8、20年1.6と年を追うごとに改善している。
2017年から2019年まで3年連続でオールスター・ゲームに選出されており、現在一番脂がのった救援投手だろう。
単年1050万ドルはお買い得かも
比較したくなるのはリアム・ヘンドリックスの契約だが、ヘンドリックスの契約は3年3900万ドル(4年目はクラブオプション)で、それに比べると物足りない気がする。
2月が近づいてスプリングキャンプの時期が迫ってくると妥協する選手も増えてくるということなのだろうか。
MLB全体23位(防御率)のブルペンだが、右利きのウィル・ハリス、ダニエル・ハドソン、タナー・レイニーにと共にバックエンドで活躍することが考えられる。単年という球団からすれば条件の良い契約で獲得できたことは大きいだろう。
ナショナルズの40人枠はハンドの加入で38人になり、残りはヤン・ゴームズのバックアップキャッチャーを追加することになりそうだ。