MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ナッツが生え抜きのライアン・ジマーマンと単年100万ドルで再契約

 

ジマーマンが16年目の春

 

ナショナルズは23日(日本時間24日)、ライアン・ジマーマン一塁手と1年100万ドルで契約した。これはメジャー契約でジマーマンは今季もナショナルズ(ナッツ)のユニフォームを着てプレーすることになった。

 

 

ナッツに残留決定

 

メジャーキャリア15年、36歳のベテランは、2005年にモントリオール・エクスポズが首都ワシントンD.C.に移転した年にナッツがドラフト1巡(全体4位)で指名した選手。

 

以来、チームの顔としてナッツ一筋でオールスターゲームにも2回選出(2009年、2017年)。途中、三塁手から一塁手にコンバートされたが、二度の長期離脱を経験した2014年以外は、ほぼレギュラーとして出場。

 

昨季は単年200万ドルでナショナルズと再契約したが、コロナ禍で家族を優先して出場を辞退した。

 

ナッツ在籍14年間で通算1689試合に出場。通算打率.279、270本塁打、1015打点、出塁率343、OPS.818、rWAR38.5をマーク。出場試合数、本塁打、打点など打撃部門の各項目で球団記録を保持している。

 

歴史の浅いチームだが、チームに残る生え抜き選手としてクラブハウスでの存在感もある。

 

 

ベテランの存在感にチームがリスペクト

 

ナショナルズは今オフ、パイレーツからスイッチヒッターの長距離砲、ジョシュ・ベル一塁手を獲得。ジマーマンのスタメンとしての出場は限られるが、優勝を狙うチームにはこうしたメンター的な役割のベテラン選手が必要だろう。

 

ジマーマンは「メジャー契約のオファーがあるかどうかわからなかったし、マイナー契約のオファーになる可能性もあった。僕は36歳で、1年間プレーしていないのだからね。(メジャー契約のオファーは)リズ(GM)とチームが僕をリスペクトしてくれていることの証だと思う。感謝してもしきれないよ」と語ったという。