ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた救援左腕アロルディス・チャップマンはロイヤルズと1年契約を結ぶことで合意した。
MLB移籍情報
チャップマンが単年375万ドル+出来高
メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報として伝えているが、この契約は単年375万ドルに最大で400万ドルの出来高が設けられており、チャップマンは今季の成績次第では最大775万ドルを得ることができる。
開幕日に35歳になるチャップマンは、メジャーキャリア13年間でシーズン30セーブ以上を8度。640イニングで通算1045奪三振。
現役救援投手では、クレイグ・キンブレルとケンリー・ジャンセンに次いで3位の通算315セーブの実績を誇る投手だったのだが...
Aroldis Chapman, Royals reportedly agree to 1-year deal, per @Feinsand. pic.twitter.com/3qdJHTXB1m
— MLB (@MLB) January 19, 2023
昨季は左アキレス腱の炎症で5月下旬から1ヶ月以上離脱。脚の感染症(タトゥーが原因らしい)のために8月下旬にも負傷者リスト入り。
剛腕と言われた投手でも2022年シーズンは43試合に登板して防御率4.46、1ホールド9セーブに終わり、最悪のスタッツを記録。途中からクローザーを外された。
また、日本選手では考えられないが、大事なポストシーズン前の全体練習を無断欠席。こうした規律違反も影響して地区シリーズのロースターからも外さていた。
メジャーリーグはビジネスライクだからわかりやすい年1600万ドルの投手が375万ドルに激減した。
ロイヤルズファンには申し訳ないが、完全な「都落ち」だろう。
チャップマンには自然豊かな環境で美味しい空気を吸って心機一転してカムバックしてほしい。
そうすれば夏前にはフラッグ・ディール・トレードで上位争いをしているチームから声がかかるかもしれない。