ブレーブスが実績ある救援右腕と再契約してブルペンのテコ入れに乗り出した。
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実績ある右腕を呼び戻した背景は?
ブレーブスが9日(日本時間10日)、過去2シーズン在籍した救援右腕シェーン・グリーンと1年150万ドルの契約に署名した。
ブレーブスの番記者マーク・ボウマンがMLB公式サイトで伝えている。
Braves notebook: Greene returns on a one-year deal; Snitker appreciated Tomlin being ready to run last night; Adrianza's rare accomplishment https://t.co/fDoXqWpk7i
— Mark Bowman (@mlbbowman) May 10, 2021
それによればシーズン途中の契約のため、残り試合数に応じて比例配分された日割り計算でグリーンは、約120万ドル近くを受け取ることになる。
下位低迷のブルペンをテコ入れ
現場の指揮官であるブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「彼はブルペンでどんな役割も喜んでやることができる」と、メジャーキャリア7年の32歳リリーバーの再契約を歓迎している。
開幕から同地区ライバルのフィリーズやナショナルズに連敗して4月は12勝13敗と負け越したブレーブスだが、投手力がスターターMLB30球団中24位、リリーバー同22位と不振の原因になっている。
グリーンは昨季、28試合に登板して1勝0敗、9ホールド、防御率2.60をマーク。セットアッパーとしてチームの地区優勝に貢献し、ポストシーズンでも6試合に登板して防御率1.50の好投を見せた。
タイガース時代の18年にはクローザーとしてオールスターにも選出され32セーブをマークしている。
リリーバーとして重要な奪三振率が19年の10.2から昨年は6.8まで低下したためにオフには再契約に至らずフリーエージェント(FA)になっていたが、この契約で、傘下3Aグウィネットでの調整を終えたあと、ブレーブスのブルペン陣に加わる予定だ。
近年の野球は分業制が進みブルペン投手の重要性が増してきている。とくにポストシーズンなどの短期決戦では、その需要度はアップし、どれだけ強力なリリーバーを揃えているかが勝ち上がるカギとなる。
ブレーブスはアクーニャJr.など若手が成長して地区3連覇中。今季はワールドシリーズ制覇を射程圏内に入れた球団と目されていたが、開幕から連敗でつまづいた。
今回の再契約は、混戦のナ・リーグ東部地区を象徴するような動きかも知れない。
▽Information source
https://www.mlb.com/news/braves-sign-shane-greene-to-1-year-deal