ナショナルリーグ西部地区のドジャースとダイヤモンドバックスがリリーフ投手を追加してブルペンを強化している。
MLB契約情報
ドジャースはカージナルスからノンテンダーFAのアレックス・レイエス投手と1年110万ドルの契約で合意した。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報として伝えている。
28歳の右腕は、カージナルスの球団トッププロスペクトとして期待されてきたが、2017年トミー・ジョン手術を受けて以降、馴染むまでに時間がかかり本来のポテンシャルを取り戻せない状態が続いていた。
それでも短縮シーズンの2021年にはキャリアハイの69試合に登板して72.1イニング、10勝8敗29セーブ、3ホールド、防御率3.24で復活を印象付けたが、昨季は右肩の故障で全休。今季も開幕からの数ヶ月を欠場することが確実となっている。
この契約でドジャースはブルペンの整備まではいかないが、彼のポテンシャルを評価。バウンスバックに期待して契約したということだろう。
契約には1年分の球団オプションが付属しており、そのオプションが行使された場合、来季の年俸は300万ドル。
また、登板数やロースター登録日数に応じた出来高が設けられており、2年間で最大1000万ドル(今季200万ドル+来季800万ドル)を手にするチャンスがあり、レイエスの再復活に期待した契約になっている。
ダイヤモンドバックスは実績ある左腕を補強
ダイヤモンドバックスはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してタイガースからFAの救援左腕アンドリュー・チェイフィンと1年625万ドルで合意。
Diamondbacks Agree To Sign Andrew Chafin https://t.co/Rl1VdIlT3c pic.twitter.com/KAeL8D6KFm
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) February 11, 2023
移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が詳しく紹介しているが、チェイフィンの今季の年俸は550万ドル。
来季の契約は年俸725万ドルの球団オプション(またはバイアウト75万ドル)となっており、チェイフィンには550万ドル+75万ドルの計625万ドルが保証される。
さらに、今季55試合以上に登板した場合、100万ドルの出来高が支払われるという。
チェイフィンは2020年以来3年ぶりのダイヤモンドバックス復帰だ。
チェイフィンは32歳。カブスとアスレチックスでプレーした2021年に71試合で防御率1.83という自己最高の成績をマーク。
タイガースでプレーした昨季は64試合に登板して57.1イニング、2勝3敗3セーブ、19ホールド、防御率2.83、67奪三振と2年連続で好成績を残している。
古巣に復帰という事で慣れたマウンドということもあり、この場合は効果的な補強と言えるだろう。
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