球団によってプライオリティは違うものの今オフは遊撃手のFA市場に人材がが多い。そのポジションに動きがあったようだ。
MLB移籍/契約情報
マーリンズがミゲル・ロハス遊撃手と2年1000万ドルで契約延長に合意した。情報ソースはMLBネットワークのジョン・ヘイマンだが、球団からの正式発表はまだない。
Miguel Rojas and Marlins have agreed on $10M, 2-year extension @RoseRotation and @CraigMish on it
— Jon Heyman (@JonHeyman) October 27, 2021
ベネズエラ出身のロハスはメジャーキャリア8年(サービスタイム6.043)の正遊撃手で、来季の開幕(4月)時点で33歳。今季は132試合に出場し、打率.265、本塁打9、打点48、13盗塁、OPS.714。
長打力はないが、メジャー通算の三振率は12.7%と低くマーリンズでは1番を打つことが多かった。
今季の年俸は500万ドルで、来季は550万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)が付いた契約だった。
オプション内容は、今季500打席以上と“healthy for 2022 spring training”という2022年のスプリング・トレーニングに向けて健康な状態ならば更新されるという条件だったが、すでにクリアしていた。
守備は1000イニング以上出場した遊撃手の中では3位の守備指標(Def)10.3、UZR4.8と平均以上でトレーバー・ストーリー(Def9.7)やカルロス・コレア(Def9.6)を上回っている。
来季の契約を延長して2023年は450万ドルということになる契約は、レギュラークラスにしてはあまり好条件の契約延長とは言い難いが、低予算のマーリンズだから妥当なラインだろう。
今オフは実力ある遊撃手が市場にあふれるので、考えようによってはチームさえ選ばなければ早めに来季の契約を交わすのも正解かもしれない。
■スター遊撃手が豊富なFA市場
名前/(所属チーム)今季の年俸
トレバー・ストーリー(ロッキーズ)1850
ハビアー・バイエズ(カブス)1165
カルロス・コレア(アストロズ)1170
コーリー・シーガー(ドジャース)1375
アンドレルトン・シモンズ(ツインズ)1050
フレディ・ガルビス(フィリーズ)150
ホゼ・イグレシアス(レッドソックス)350
※今季の年俸の単位は万ドル