球団人事
契約は2年+オプション2年
新監督が決まっていなかったレッドソックスが11月6日(日本時間7日)、アストロズ時代の「サイン盗み問題」で1年間の職務停止処分を受けていたアレックス・コーラ氏を復帰させると発表した。契約は2年で23年と24年はいずれも球団側に選択権のあるクラブ・オプションとなっている。
このニュースは多少モヤモヤするものがあるが、1年間の制裁を受けて反省しているアレックス・コーラ氏の能力と実績を名門球団が評価したということだろう。
The #RedSox today announced that Alex Cora has been hired as the team’s manager. pic.twitter.com/dsE7J4lqfi
— Red Sox (@RedSox) November 6, 2020
アレックス・コーラ監督は就任した2018年に、レギュラーシーズン108勝とポストシーズンを合わせて119勝というMLB史上3位の勝利数で5年ぶりにレッドソックスをワールドシリーズ王座に導いた。
その後、機構側がアストロズの「サインスティーリング調査」の結果、当時アストロズのベンチコーチだったコーラ氏が大きく関与していたということで1年間の職務停止処分を科した。
レッドソックスとコーラ氏が話し合った結果、球団は監督職を解任したが、チームは今季、最下位に低迷。ライバルチームの躍進を見たオーナーたちが、再建を急ぐあまり、1年間の制裁を受けた同氏を呼び戻したということだろう。
今のトレンドであるデータの分析力に富み、若手選手からの人望も厚いなどが選ばれた要因だったことも多くのメディアが伝えている。
様々な意見はあると思うが、まだ45歳と若いし、考えてみれば1度ぐらいの失敗でも立ち直れるチャンスを与えることは、球界だけでなく社会全体にとっても大事なことかもしれない。能力のある人間はうらやましいですね。