チームの総合的なディフェンス力を顕彰するために今季から新設された「ゴールドグラブ・チーム賞」の受賞チームが11月6日(日本時間7日)、「MLBネットワーク」の番組内で発表され、第1回目の受賞チームにはア・リーグのインディアンスとナ・リーグのカブスが選出された。
華やかな打撃力より守備力にスポットを当てた賞だが、目の肥えた野球ファンに喜ばれそうな賞だ。
選出方法は、アメリカ野球学会(The Society for American Baseball Research、SABR)が算出する守備指数「SABR Defensive Index」(略称SDI)に基づいて決定されている。
Congratulations to the Chicago @Cubs and Cleveland @Indians, the first winners of the @RawlingsSports Gold Glove Team Awards! Check out the #SABR Defensive Index team rankings for the 2020 @MLB season: https://t.co/pGu6Pz4hfH pic.twitter.com/ggA4LL4nqf
— SABR (@sabr) November 6, 2020
数値は積み上げ方式なので、結局、個人賞のGG賞受賞者が多いチームが上位にきている。
ドジャースはリーグ3位で強力打線だけでなくディフェンス面でもバランスの取れたチームだったということだ。それと比較してヤンキースはリーグ11位で打撃力中心のチームであることを数字は物語っている。
▼ア・リーグ
1位 インディアンス(17.2)
2位 ホワイトソックス(14.5)
3位 ツインズ(13.8)
4位 レイズ(9.6)
5位 アストロズ(6.0)
6位 アスレチックス(4.4)
7位 レンジャーズ(3.3)
8位 マリナーズ(0.8)
9位 タイガース(-1.0)
10位 ロイヤルズ(-1.2)
11位 ヤンキース(-4.0)
12位 オリオールズ(-4.7)
13位 レッドソックス(-12.1)
14位 エンゼルス(-14.3)
15位 ブルージェイズ(-15.4)
▼ナ・リーグ
1位 カブス(21.9)
2位 カージナルス(21.6)
3位 ドジャース(13.1)
4位 パドレス(8.0)
5位 ロッキーズ(8.0)
6位 パイレーツ(5.1)
7位 レッズ(0.4)
8位 ダイヤモンドバックス(0.4)
9位 ジャイアンツ(-0.8)
10位 マーリンズ(-4.1)
11位 ブレーブス(-8.4)
12位 ブリュワーズ(-9.3)
13位 メッツ(-14.9)
14位 フィリーズ(-21.6)
15位 ナショナルズ(-29.4)
▼アメリカ野球学会 公式サイト