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【MLB移籍情報】今オフにフリーエージェントになる先発投手のWARランキング

 

MLB移籍情報

 

 

2020-21オフにFAになる先発投手のWARランキング

 

2019年~20年シーズンオフのフリーエージェント(FA)市場は、ヤンキース田中将大投手がFAになることから日本のメジャーリーグファンにとっても注目だろう。ただ、スポーツ界全体で大幅な収益損失が発生した後、市場がFA選手達をどのように扱うかを予測することは困難だ。

 

ポストシーズンは続いているが、そこでの活躍が契約を有利にすることは間違いない。とくに上位を目指す目標の高いチームにとっては、そうしたビッグゲームに強いことが評価の対象になる。下記は2020-21年オフにフFAになる選手たちだが、今回は先発投手にスポットを当てたい。ただ、数が多いので代表的な選手だけを紹介する。

 

R/NAME/Thr/2020TEAM/AGE/2020fWAR

 

①トレバー・バウアー RHP レッズ 30歳 2.5

②リック・ポーセロ RHP メッツ 32歳 1.7

③ケビン・ゴーズマン RHP ジャイアンツ 29歳 1.5

④アダム・ウェインライト RHP カージナルス 39歳 1.0

⑤ドリュー・スマイリー LHP ジャイアンツ 32歳 0.9

⑥マイク・マイナー LHP アスレチックス 33歳 0.9

田中将大 RHP ヤンキース 32歳 0.8

⑧リッチ・ヒル LHP ツインズ 41歳 0.7

⑨ギャレット・リチャーズ RHP パドレス 33歳 0.7

⑩マイク・ファイアーズ RHP アスレチックス 36歳 0.6

 

 

ほかにはホセ・キンタナ(カブス)は左腕が少ない今オフの中では評価が高い。右腕ではジョーダン・ジマーマン、タイファン・ウォーカー(ブルージェイズ)がFA先発投手として評価の高い契約を勝ち取るかもしれない。

 

いずれにしてもコロナ禍の大幅な減収減益でFA選手たちも全く影響を受けないはずがなく、どうなっていくのか?選手たちも粘ることなく短期契約の買い手市場の展開になることも予想される。

 

 

気になる田中将大の再契約は?

 

田中将大は、ヤンキースでの7年間を評価され「再契約」を結ぶことができるのか、その契約にも影響する今回のポストシーズンでの登板だが、10月7日(日本時間8日)、ア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第3戦のレイズ戦では、5回途中5失点で敗戦投手となった。

 

このブログでも10月6日の記事で指摘したが、

 

「早い回に失点しないこと、ポストシーズンでのクオリティスタートは個人的には5回2失点と考えているので、15年の対アストロズ戦の2発のように早い回に被弾することは避けたい。(この試合でヤンキースはカイケルに3安打に抑えられて0対3で敗れた。田中も5回を被安打4で好投したが、2回と4回にソロ本塁打を献上して敗戦投手になった。」

 

今回の登板でも2回に失点して、ケビン・キーアマイヤーに3ラン本塁打、ランディ・アロサレーナにソロ本塁打と、2本も被弾してしまった。

 

これは直接契約には関係ないが、これまでポストシーズンには5勝3敗、防御率2.70と好結果を残していただけに、この2登板は悔やまれる結果になった。これがピンストライプでの最後の登板になるかも知れない。

 

個人的には、田中将大は、エンゼルスと3~4年契約で移籍して大谷のメンターのような存在になってほしい気がするが、どうだろうか。