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【NLDS2020】クレビンジャー戻ってきたものの僅か24球で降板

 

 

MLB2020 NLDS

 

 

NLDS-GAME1 SAD 1 vs. LAD 5 @グローブライフ・フィールド 

 

パドレスマイク・クレビンジャードジャースウォーカー・ビューラーの先発で始まったナショナルリーグの地区シリーズ(NLDS)GAME1は、故障上がりでポストシーズン初登場のクレビンジャーが2回途中で降板するというハプニングな展開で始まった。

 

試合はパドレスが8人のブルペン投手をつぎ込んだが6回、一気に4点を奪われて逆転負け、初戦を黒星で発進することになった。

 

クレビンジャーは、何とか戻ってきたものの結局は信頼を勝ち取ることもなくシーズンを終えることになりそうだ。せっかくポストシーズン要因として期待されてインディアンスから移籍してきたが、上手くいかないものだ。

 

パドレスはマイク・クレビンジャーとディネルソン・ラメットが右ひじや利き腕の故障でカージナルスとのワイルドカード・シリーズを欠場。なんとかクレビンジャーが間に合ってNLDSのロースターに登録。

 

しかし、安心したのもつかの間、クレビンジャーがわずか24球で試合を作ることもできず降板という最悪の状態でDSを戦うことになってしまった。

 

ジェイス・ティングラー監督は試合中のインタビューで「現時点ではよくわからない。彼はトレーナーや医療スタッフのチェックを受けているところだ」とコメントしているが、苦しい展開になったことは間違いないだろう。

 

 

GAME2は、ドジャースが定石どおりクレイトン・カーショーの先発でシリーズのモメンタムを一気に引き寄せて優位に持っていくと思われるが、もともと先発ローテーションのコマ不足だったパドレスは未定だ。

 

予想ではザック・デイビーズ(7勝4敗/防御率2.73)かレギュラーシーズンで4勝のクリス・パダックだが、デイビーズワイルドカードで2回4失点。

 

パダックも2回 1/3を6失点とベンチの信頼を勝ち取るまでの実績がない。リリーバーを先発させるオープナー戦術も考えられるが、ここは指揮官の采配に注目だ。

 

波乱の展開で始まったNLDSだが、順当どおり地区1位のドジャースが勝ち上がるのか、それともパドレスがマニー・マチャド、エリック・ホズマー、フェルナンド・タティス、ウィル・マイヤーズ、トミー・ファムら近年充実してきた打線が火を噴いてサプライズを起こすのか、GAME2の成り行きを見守りたい。

 

なお、シーズン中の両チームの対戦成績は4勝6敗でパドレスが負け越している。

 

 

 

パドレスのGAME2先発投手はザック・デイビーズに決まりました。