MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

エンゼルス もう一人の二刀流 J.ウォルシュが満塁弾

 

23勝31敗、勝率.426と負け越しシーズンが確定してポストシーズンの可能性もなくなったエンゼルス。コロナ禍の変則シーズンでなければ先発投手陣の編成に失敗したビリー・エップラー・ゼネラルマネージャー (GM)の解任があっても不思議ではない状況だが、そんなエンゼルスでも探せば明るいニュースもあるものだ。

 

エンゼルスファン、並びに大谷翔平ファンが希望を失はないために紹介しておきたい。ただ、これは大谷の話題ではない。

 

エンゼルスで、昨年5月にメジャーデビューしたカテゴリー的には新人扱いのジャレッド・ウォルシュがここまで結果を残している。

 

昨年のデビュー戦には3安打を放ってこのブログでも紹介したが、彼は大谷翔平と同じ「二刀流」。

 

 

 

18年も傘下のマイナーリーグで打者として128試合、左腕投手としてリリーフで8試合に登板。0勝1敗、防御率1.59、5回2/3を投げて奪三振7だった。メジャーに昇格後も5試合(防御率1.80)に登板している。

 

今季は打者に専念し、27試合で77打数17安打、打率.312、8本塁打、23打点、出塁率.333、出塁率長打率を足したOPSは1.035と一流スラッガー並みのスタッツで大谷の打撃起用を脅かす存在に成長している。

 

投手というより打撃力を生かした起用で一塁を守ることが多くプホルスプラトーンで起用。大谷が不調なのでプホルスがDHでウォルシュが正一塁手としての起用が目立つ。

 

もともと打撃のセンスは良く、昨年もエンゼルス傘下3Aソルトレイクで、32試合、打率.302、本塁打10本をマーク。その好調さを買われて1割台だった不振のジャスティン・ボーアの代わりにコールアップされ、一塁手として起用されていた。