7月4日のシーズン開幕に向けてMLBとMLBPA(選手会)の労使交渉は依然として続いているが、エンゼルスのビリー・エプラー・ゼネラルマネージャー(GM)は、5月25日にキャンプ地のアリゾナ州テンピにあるエンゼルスタジアムとマイナーリーグ施設をトレーニングのために開放したことを発表した。
地元紙オレンジカウンティー・レジスター(電子版)が報じている。
メジャーもいよいよ動き出しました!#エンゼルス #mlbjp
— メジャーリーグ物語 (@buffaloueda) May 26, 2020
Angels open facilities for limited workouts, ‘prefer’ to hold second spring training in Anaheim https://t.co/tk2ZJm8WR2
開放したのは40人枠の選手限定で施設も限定的な使用。エプラーGMは、チームがワークアウトをアリゾナ州ではなく本拠地のあるカリフォルニア州オレンジカウンティーのアナハイムで開催したい意向であるとも語った。
メジャーでは6球団(アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ヒューストン・アストロズ、マイアミ・マーリンズ、ニューヨーク・ヤンキース、セントルイス・カージナルス、タンパベイ・レイズ)が施設を開放した。この動きは続き、シアトル・マリナーズは火曜日にスプリングトレーニングの施設を開く予定。
今季から筒香嘉智が所属するタンパベイ・レイズは、フロリダ州セントピーターズバーグの本拠地トロピカーナ・フィールドで練習を始動している。
地元紙タンパベイ・タイムズによると全員がマスクを着用して球場入り。診察や体温チェックなどが行われたが、クラブハウスやブルペン、打撃ゲージは使用禁止状態になっているという。この練習には14人の選手が参加した。
施設を開くことは、リーグの再開に向けた小さな一歩で、オーナー側と選手会は現在、コロナウイルスのシャットダウンから抜け出すために必要な財政面や健康上の考慮事項について交渉している。