前田がトレードで放出されて関心が薄くなったドジャースだが、マックス・マンシーとの調停を回避して複数年契約で合意に達している。
MLB契約情報
契約内容は下記のとおりだが、20年から22年終了時までの3年総額2600万ドル。
20年 250万ドル(契約ボーナス150万ドル含む)
21年 900万ドル(契約ボーナス150万ドル含む)
22年 1300万ドル(契約ボーナス150万ドル含む)
23年 1300万ドルのクラブオプション(バイアウト150万ドル)
マンシーのサービスタイムは3.027で今回が年俸調停1年目。3年間分をドジャースが買い取った形で4年目は1300万ドルのクラブオプション、またはバイアウト150万ドル。
マンシーの平均年俸約867万ドルは高額プレイヤーが多いドジャースの中では9番目になり、西海岸の名門チームのレギュラーとしての地位を固めたことになる。
アスレチックスから移籍後のドジャース2年間で278試合に出場して打率.256、70本塁打、177打点、出塁率.381、長打率.545、OPS.927。データサイト「Baseball Reference」のWARでは昨シーズン5.7という高い数値を示している。
一塁と二塁や三塁、外野も守れるユーティリティ性は162試合という長丁場のメジャーリーグでは重宝される存在だ。
左投手をやや苦手としているが、選手層の厚いドジャースの中で、ポストシーズンのディビジョンシリーズでは3本塁打を放ち印象に残る活躍をしたことも今回の契約につながったと考えられる。