MLB契約情報
レッズが6日(日本時間7日)、西武から海外フリーエージェント権を行使してメジャー移籍を目指していた秋山翔吾と3年総額2100万ドル(約23億1000万円)で契約したと公式ツイッターで発表した。背番号は4番になることも公表された。
OFFICIAL: The Reds have signed free agent OF Shogo Akiyama to a 3-year, $21-million contract through the 2022 season! 🇯🇵 pic.twitter.com/wAVfhGsVfY
— Cincinnati Reds (@Reds) January 6, 2020
ウインターミーティング中、秋山はケーシー・クロース代理人と共にレッズ、ダイヤモンドバックス、カブス、レイズと面談していたことが報道されていたが、西武が提示していたとされる4年20億円と比べても、レッズが最も良い条件を提示した模様。
31歳の秋山は、11年に神奈川県の横浜創学館高から八戸大を経てドラフト3位で西武入り。
15年にシーズン216安打のプロ野球記録を樹立。17年には首位打者のタイトルも獲得。
今季まで3年連続でリーグ最多安打。5年連続ゴールデングラブ賞を受賞している。NPBで通算成績は打率.301、116本塁打、513打点、112盗塁。
レッズのデプスは?
レッズのデプスチャートを見ると、外野陣は、レフトが4年目の26歳ジェシー・ウィンカー(打率.269/16本塁打/OPS.830)、ライトは25歳で実質2年目のアリスティデス・アキーノ(打率.259/19本塁打/OPS.891)がレギュラー候補。
センターは秋山と24歳でチーム内プロスペクトランキング1位のニック・センゼル(打率.256/12本塁打/OPS.742)。
センゼルは16年のMLBドラフト1位指名で期待の新人だが、経験不足で内外野のユーティリティ的存在。
さらに、セットアッパーであるマイケル・ローレンゼン投手を2WAYとして20年シーズンも打席に立たすことをデービッド・ベル監督は公言しており、MLB公式サイトでも昨年9月4日(日本時間5日)に本塁打を放ち、外野の守備に就き、勝利投手になるという1921年のベーブ・ルース以来98年ぶり史上2人目の快挙を達成したことを紹介。
ローレンゼンは、センターとしてスタメン出場し、7回と8回はセットアッパーとしてマウンドに上がり、9回はクローザーにマウンドを譲ってセンターに戻った試合もあったという。
デプスを見るとよくわかるが、ミスターレッズのジョーイ・ボットー一塁手と共に秋山が攻守の要になる編成だ。
レッズでは初の日本人メジャーリーガーが誕生したことになるが、レッズのチーム出塁率.315はリーグ12位。チーム得点もリーグワーストの15位。秋山の最近5年間の出塁率は平均.399と高い。
本拠地は、オハイオ州シンシナティのグレートアメリカン・ボールパーク(収容4万2319人)。割と本塁打の出やすいヒッターズパークだが、出塁率が秋山最大のミッションになるかもしれない。
この地で「1番センター」として日本人選手が打席に立つことを考えるとわくわくしてくる。
Shogo Akiyama puts his name in ink! 🇯🇵 pic.twitter.com/yFQSnlrFiB
— Cincinnati Reds (@Reds) January 6, 2020
Shogo Akiyama will sport No. 4️⃣ in his new #RedsThreads! pic.twitter.com/IsnuybJ9Q2
— Cincinnati Reds (@Reds) January 6, 2020