MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ダルビッシュ8試合連続QSも8連勝ならず、6回3失点で防御率1.77に

残り3先発になったダルビッシュ、どうなるCY賞!!

 

 全米注目のダルビッシュ有対トレバー・バウアーのCY賞候補同士の投手戦は、カブス打線を8回途中まで散発3安打に抑え込んだバウアーに軍配が上がった。

 

 レッズのバウアーは7回2/3イニング112球(ストライク74球)、10奪三振の力投で防御率.174でナ・リーグ2位にたった。

 

 

 ダルビッシュは初回、連続四球からマイク・ムスターカスに3ラン本塁打を浴びて3失点。2回以降は、これまで同様の力強い支配的なピッチングで6回を投げて被安打2、9奪三振、3四球で、結局、初回の今季4本目の被弾が最後まで響いて8試合連続のクオリティスタートだったが、8勝目はつかなかった。

 

 これでダルビッシュ防御率は1.77でナ・リーグ4位。WHIP0.88、奪三振数72(ナ・リーグ1位)、被打率.190になった。いずれにしても日本人投手として歴史に残るような好投を続けていることは間違いない。

 

 2年連続サイ・ヤング賞(CY賞)のジェイコブ・デグロム(メッツ)を筆頭にトレバー・バウアー(レッズ)、ダルビッシュ有カブス)の3人による賞レースにも注目したい。

 

 試合は3対0の緊張感のある投手戦になったが、ダルビッシュ有とレッズの秋山翔吾外野手の日本人選手対決は、初回にダルビッシュから内野安打、9回にもレフト前安打を放って4打数2安打の2試合連続の複数安打をマーク。秋山は打率を.220、出塁率.320、4盗塁にした。秋山のOPSは.595で、まだまだ外野手としての基準には程遠いものがある。今後は出塁率アップと二塁打の量産に期待したい。