ダルビッシュはCY賞に向けての内容が問われる一戦
9日(日本時間10日)のメジャーリーグは注目の日本人対決がシカゴのリグレーフィールドで行われる。リーグトップの7勝を挙げているカブスのダルビッシュ有投手とレッズの秋山翔吾外野手との今季2度目の対戦だ。
秋山は、出場した直近5試合では13打数4安打、5四死球、打率は.308、出塁率は.500と調子は上向き。前日の試合でもカブス先発右腕ミルズに抑え込まれたレッズ打線の中にあって外角へのシンカーとカーブを上手く引きつけてレフト前へ2安打。
ダルビッシュとの前回は97マイル(約156キロ)の直球をライト前打し2打数1安打1四球だった。
一方、ダルビッシュは8連勝をかけて先発マウンドに上がる。ここでも紹介しているが、8月以降は7戦7勝で、抜群の安定感を見せている。防御率1.44も堂々のリーグトップだ。
ダルビッシュが日本人初の「サイ・ヤング賞」獲得に向けて残りの登板機会は3試合か、多くても4試合。ここからの数試合がとくに大事になってくる。
相手先発はリーグ4位の防御率2.05を記録しているトレバー・バウアー投手だが、それは関係ない。ダルビッシュが直接対峙するのはポストシーズンの可能性がほとんど消滅しているレッズ打線相手だからだ。