最終登板で相手打線を散発3安打、無失点
カブスのダルビッシュ有が25日(日本時間26日)、敵地のホワイトソックス戦に先発。
サイ・ヤング賞獲得に向けてメディアも注目の今季レギュラーシーズン最終登板だったが、気迫のマウンドで7回を94球(ストライク64球)、散発3安打に抑え込み、奪三振5、無失点の風格あるハイクオリティスタートで8勝目(3敗)を挙げた。
「サイ・ヤング(CY)賞」はどうなるのか?
名誉ある「サイ・ヤング(CY)賞」レースだが、これで防御率も2.01(NL2位)に上昇した。奪三振数は93(NL3位)になった。以前にも紹介したが、米データサイト『ファングラフス』が算出したWARの視点から見ると、今季ダルビッシュほど価値のある投手はいない。
Yu Darvish, Wicked 90mph...Pitch. 🤢 pic.twitter.com/sIvcPLcFIK
— Rob Friedman (@PitchingNinja) September 26, 2020
ダルビッシュは今季12試合に先発登板。12先発のうち、10回のクオリティ・スタートを記録。76イニングという投球回数も下記の候補者たちの中では最長イニング数。8勝という勝利数もトップだ。
ただ、近年は勝利数はあまり選考の対象にならないことが多く。それよりも9月に悪化していた防御率がリーグ5位の2.22から2.01(NL2位)とデグロームを上回ったことの方が好材料だろう。
下記は、カブスの地元放送局「NBCスポーツ・シカゴ」によるCY賞候補者7人(ダルビッシュ除く)
トレバー・バウアー(レッズ:5勝4敗、防御率1.73、奪三振100)
コービン・バーンズ(ブルワーズ:4勝0敗、防御率1.77、奪三振83)
ジェイコブ・デグローム(メッツ:4勝2敗、防御率2.14、奪三振94)
マックス・フリード(ブレーブス:7勝0敗、防御率2.25、奪三振50)
クレイトン・カーショー(ドジャース:6勝2敗、防御率2.15、奪三振59)
ディネルソン・ラメット(パドレス:3勝1敗、防御率2.07、奪三振89)
(※成績は現地時間23日時点)
7回3安打無失点で8勝目をあげることができました。
ここ2試合は全体的に球の強度が落ちていたので、それを4日間で修正できたのは良かったです。
今日もたくさんのパワーをありがとうございました!
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) September 26, 2020