MLB メジャーリーグ物語

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ダルビッシュ、6回4失点 CY賞へ26日の最終登板に希望をつなぐ

 

ダルビッシュ、CY賞へ 最終登板に希望

 

世界最高峰のプロリーグで、その年の最優秀投手に与えられる名誉ある「サイ・ヤング賞」獲得に向けて力投を続けるカブスのエース右腕ダルビッシュ有がツインズの重量打線と対戦した。

 

 

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6回まで得点圏に走者を出しながらも粘りの投球で試合を作ったが、7回先頭打者マーウィン・ゴンザレスにファウルで粘られて高く入った8球目のナックルカーブをセンターオーバーの二塁打

 

続くマックス・ケプラーには初球の87.8マイルのカッターを上手く救い上げられてライトへ2ラン本塁打を許し、7回途中まで99球を投げて被安打9、奪三振9、与四球1という内容で4失点。6回4失点は今季ワーストになった。

 

この試合ではケプラーへの被弾が痛かったが、このフロントドアのカッターはコースも高さもプレートぎりぎりで決して失投ではなかった。上手く打たれたという感じだった。7回だから、やや威力は落ちていたかもしれないが...

 

 

昨シーズンにチーム通算268本塁打というメジャー記録をマークしたツインズ打線だけにダルビッシュをもってしても手強い相手だったということだろう。

 

ただ、この被弾で防御率は1.86から2.22へ悪化(リーグ7位)。「サイ・ヤング賞」獲得に向けて、あと1試合の力投に期待したい。

 

ダルビッシュの次回登板は、現地9月30日から始まるプレイオフとの兼ね合いもあるが、なにもなければ現地26日のインターリーグ「ウィンディシティ・シリーズ」でのホワイトソックス戦だ。ホワイトソックスとは日本時間8月24日に対戦し、7回、1失点、被安打6、奪三振10で5勝目を挙げている。

 

FANGRAPHSファングラフスのWAR

 

ダルビッシュ有(カブス

7勝3敗 69回 88奪三振 防御率2.22 WAR2.7

 

コービン・バーンズ(ブリュワーズ

4勝0敗 56回 81奪三振 防御率1.77 WAR2.6

 

ジェイコブ・デグロム(メッツ)

4勝2敗 63回 94奪三振 防御率2.14 WAR2.6

 

ルイス・カスティーヨ(レッズ)

4勝5敗 66回 85奪三振 防御率2.86 WAR2.2

 

トレバー・バウアー(レッズ)

4勝4敗 65回 88奪三振 防御率1.80 WAR2.1