ダルビッシュ、CY賞へ 最終登板に希望
世界最高峰のプロリーグで、その年の最優秀投手に与えられる名誉ある「サイ・ヤング賞」獲得に向けて力投を続けるカブスのエース右腕ダルビッシュ有がツインズの重量打線と対戦した。
6回まで得点圏に走者を出しながらも粘りの投球で試合を作ったが、7回先頭打者マーウィン・ゴンザレスにファウルで粘られて高く入った8球目のナックルカーブをセンターオーバーの二塁打。
続くマックス・ケプラーには初球の87.8マイルのカッターを上手く救い上げられてライトへ2ラン本塁打を許し、7回途中まで99球を投げて被安打9、奪三振9、与四球1という内容で4失点。6回4失点は今季ワーストになった。
この試合ではケプラーへの被弾が痛かったが、このフロントドアのカッターはコースも高さもプレートぎりぎりで決して失投ではなかった。上手く打たれたという感じだった。7回だから、やや威力は落ちていたかもしれないが...
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— Minnesota Twins (@Twins) September 21, 2020
昨シーズンにチーム通算268本塁打というメジャー記録をマークしたツインズ打線だけにダルビッシュをもってしても手強い相手だったということだろう。
ただ、この被弾で防御率は1.86から2.22へ悪化(リーグ7位)。「サイ・ヤング賞」獲得に向けて、あと1試合の力投に期待したい。
ダルビッシュの次回登板は、現地9月30日から始まるプレイオフとの兼ね合いもあるが、なにもなければ現地26日のインターリーグ「ウィンディシティ・シリーズ」でのホワイトソックス戦だ。ホワイトソックスとは日本時間8月24日に対戦し、7回、1失点、被安打6、奪三振10で5勝目を挙げている。
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