最新の開幕ロースター予想
シンシナティ・レッズに続いてセントルイス・カージナルスを紹介したので、今回も激戦が予想されるナ・リーグ中部地区のシカゴ・カブスを紹介したい。
リグレーフィールドが国定歴史建造物に指定されたカブス
全米でも人気球団シカゴ・カブス。全米第3の都市イリノイ州シカゴのノースタウンには、カブスを愛する熱狂的なファンが集まってくる。
昨年は、カブスのホームタウンであるリグレーフィールドが、アメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。新型コロナウイルスの影響もあって、以前ほど簡単に海外旅行を楽しめない日が続いているが、メジャーリーグファン、中でもカブスをこよなく愛するカブス・フリークとボールパーク・ファンにとっては朗報だ。
カブスファンではないが、私もボールパークをゆっくり巡ってみたい一人だ。
ご婦人なら美術館巡りになるところだが、目に飛び込んでくる芝生の美しさやビールを片手に球音を楽しむ時間が楽しめて、ボールパークは、想像するだけでもウキウキするものだ。
そこではMLBのレジェンドたちが球史を残した足跡を肌で感じる事が出来て訪れたMLBファンの旅人は、ベースボールがナショナル・パスタイム(国を代表する娯楽)であることを感じるだろう。
Wrigley Field has been designated as a National Historic Landmark, affirming its significance to the city of Chicago, professional sports and American history and culture.
A Hall of Fame recognition that will preserve the Friendly Confines for generations of fans to come. pic.twitter.com/6AD5MUtLNF
— Chicago Cubs (@Cubs) November 19, 2020
カブスの先発ローテーションとブルペン予想
昨年は地区優勝したが、、その時の先発ローテーションからダルビッシュ有をトレードで放出。ジョン・レスターとホゼ・キンターナの実績のある左腕がFAでチームを去った。
1 カイル・ヘンドリックス(RHP)
2 ジェイク・アリエッタ(RHP)
3 ザック・デイビーズ(RHP)
4 トレバー・ウィリアムズ(RHP)
5 アレック・ミルズ(RHP)
※シェルビー・ミラー
ヘンドリクスを軸に呼び戻したアリエッタ、ダルビッシュ有とのトレード絡みで加入したデイビーズまではロックされているが、4番手は2018年にパイレーツで14勝を挙げたトレバー・ウィリアムズ。
5番手争いは流動的で26歳右腕アドバート・アルゾレイかアレック・ミルズ。
ミルズといえば昨年9月に球団史上16度目のノーヒットノーランを達成したが、最終成績は11先発で5勝5敗、防御率4.48で完全に先発ローテーション入りするほどの成績ではなかった。
162試合を乗り切るには7人から8人(おそらくそれ以上)の先発投手が必要なので、NRI(枠外招待選手)でキャンプ参加のシェルビー・ミラー(マイナー契約)もシーズン中には昇格の可能性あり。左投手がいないのもおかしな編成だ。
ライバルのカージナルスも故障者が2人出ていてピンチだが、カブスの場合はダルビッシュを含む3人もいないので、今季はかなりの戦力ダウンというイメージだ。昨年就任したカブスの元捕手デービッド・ロス監督も頭が痛いだろう。
カブスのブルペン
クレイグ・キンブレル
ライアン・テペラ
アンドリュー・チェイフィン
ブランドン・ワークマン
ダン・ウィンクラー
ジェイソン・アダム
キンブレルがクローザーでライアン・テペラと左腕アンドリュー・チェイフィンがセットアッパー。上から5人が確定。ジェイソン・アダムはマイナー契約から8月にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした右腕で今季もブルペン入りする可能性が高い。
他には、ディロン・メイプルズ、ジェームズ・ノーウッド、ブラッド・ウィックなど。昨年19試合に投げたローワン・ウィックは故障者リスト入りで復帰は遅れそうだ。
次はカブスの野手たちを紹介したい。
▽Information source
「Opening Day roster predictions, version 2.0」