MLB移籍情報
ツインズからフリーエージェント(FA)になっていた左腕マーティン・ペレス投手がレッドソックスと1年600万ドルで契約に合意した。この契約には2年目に625万ドルのクラブオプションが付く内容になっている。
Martin Perez deal with #RedSox is one year, $6M with 2021 club option for $6.25M, source says.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) December 13, 2019
メジャーキャリア8年のペレスはベネズエラ共和国出身の28歳。レンジャーズ時代の17年にチームトップの13勝を挙げたが、18年は肘の故障で2度の故障者リスト入り(計84日間)で2勝7敗、防御率6.22と低迷。オフには、なかなかFA契約が決まらなかったが1月にツインズと契約した。
ツインズでの今季は32試合で29先発、10勝7敗、防御率5.12、WHIP1.518、奪三振率5.8、与四球率3.3、rWAR0.2だった。
ペイロールの圧縮をすすめているレッドソックスでは、先発陣の左腕デービット・プライスや右腕ネイサン・イオバルディもトレードの噂があり、その保険的な意味合いを兼ねての獲得ということも考えられる。
レッドソックスでは先発ローテーションの5番手という位置づけで、同じく左腕のブライアン・ジョンソン投手や17年ドラフト1巡指名のターナー・フック投手らと争うものと思われる。
移籍先が決まった主なFA先発投手
ここでは移籍先の決まったフリーエージェント(FA)のスターター(先発投手)をリストアップした。一覧表は19年の年俸の高い順に並べてある。
日本時間13日5時の時点で、FA市場に残っているのは、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケル、リュ・ヒョンジンなど。今オフは、近年になく実績のあるスターターたちがFA市場に揃っている。
リック・ポーセロ(30)
19年約2115万ドルから1年1000万ドルでメッツと契約
コール・ハメルズ(36)
19年2000万ドルから1年1800万ドルでブレーブスと契約
アダム・ウェインライト(38)
19年1000万ドルから1年500万ドルでカージナルスと再契約
カイル・ギブソン(31)
19年812万5000ドルから3年2800万ドルでレンジャーズへ
マイケル・ピネダ(31)
19年800万ドルから2年2000万ドルでブルワーズと再契約
ザック・ウィーラー(29)
19年597万5000ドルから5年1億1800万ドルでフィーリーズへ
ジョーダン・ライルズ(29)
19年約365万ドルから2年1600万ドルでレンジャーズと契約
ケンドール・グレイブマン(28)
19年57万5000ドルから1年200万ドルでマリナーズと契約
スティーブン・ストラスバーグ(31)
19年2500万ドルから7年2億4500万ドル(年3500万ドル)でナッツと契約
ゲリット・コール(29)
19年1350万ドルから9年3億2400万ドル(年3600万ドル)でヤンキースと契約
マイケル・ワカ(28)
19年635万ドルから1年300万ドルでメッツと契約
※日本時間12月13日午前5時現在