MLB移籍情報
フリーエージェント右腕リック・ポーセロがメッツと1年1000万ドルで契約に合意している。身体検査を経て正式契約する予定だ。
19年-20年オフ 移籍先が決まった主なFA先発投手
ポーセロは、キャリア11年で339試合に先発。16年には22勝を挙げてサイ・ヤング賞に輝いているが、今季は32試合に先発して14勝12敗、防御率5.52(FIP4.76)と契約最終年にしてはキャリアワーストの数字に終わった。奪三振率も前年の8.9から7.4に低下。与四球率は2.3とキャリア平均の2.1と変わらないので制球力はあるが球威の衰えが気になるところだ。
今季は年俸2112万5000ドルだったので大幅ダウンだが、まだまだ、30歳と若く、メッツ先発陣の一角としてナショナル・リーグでの覇権復活に期待したい。
Per @JonHeyman, Porcello deal with #Mets is for one year, $10M.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) December 12, 2019
メッツは先日もカージナルスの先発右腕だったマイケル・ワカとも300万ドルで契約。ワカはブルペンに回る予定だが、これで5人の先発投手が確定した。
《メッツの20年先発ローテーション》
ジェイコブ・デグローム
ノア・シンダーガード
マーカス・ストローマン
スティーブン・マッツ
リック・ポーセロ
移籍先が決まった主なFA先発投手
ここでは移籍先の決まったフリーエージェント(FA)のスターター(先発投手)をリストアップした。一覧表は19年の年俸の高い順に並べてある。
日本時間13日5時の時点で、FA市場に残っているのは、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケル、リュ・ヒョンジンなど。今オフは、近年になく実績のあるスターターたちがFA市場に揃っている。
コール・ハメルズ(36)
19年2000万ドルから1年1800万ドルでブレーブスと契約
アダム・ウェインライト(38)
19年1000万ドルから1年500万ドルでカージナルスと再契約
カイル・ギブソン(31)
19年812万5000ドルから3年2800万ドルでレンジャーズへ
マイケル・ピネダ(31)
19年800万ドルから2年2000万ドルでブルワーズと再契約
ザック・ウィーラー(29)
19年597万5000ドルから5年1億1800万ドルでフィーリーズへ
ジョーダン・ライルズ(29)
19年約365万ドルから2年1600万ドルでレンジャーズと契約
ケンドール・グレイブマン(28)
19年57万5000ドルから1年200万ドルでマリナーズと契約
スティーブン・ストラスバーグ(31)
19年2500万ドルから7年2億4500万ドル(年3500万ドル)でナッツと契約
ゲリット・コール(29)
19年1350万ドルから9年3億2400万ドル(年3600万ドル)でヤンキースと契約
マイケル・ワカ(28)
19年635万ドルから1年300万ドルでメッツと契約
リック・ポーセロ(30)
19年約2115万ドルから1年1000万ドルでメッツと契約
※日本時間12月13日午前5時現在