MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カムバック賞 ALは白血病を克服したカラスコ NLはドナルドソン

 

 

Comeback Player of Year awards

 

ALはカラスコ、NLはドナルドソンが受賞

 

個人的には最も注目のカムバック賞メジャーリーグ機構が発表している。

 

今季の「カムバック賞」は、アメリカン・リーグカルロス・カラスコ(インディアンス)、ナショナル・リーグジョシュ・ドナルドソン(今季ブレーブスからフリーエージェント)が選出された。

 

カラスコは6月上旬、血液検査の結果、白血病と診断されチームを離脱。治療とリハビリを乗り越え、9月1日(同2日)の敵地でのレイズ戦の7回に4番手として復帰登板を果たした。

 

戦列復帰後はリリーフで11試合に登板し、23試合(うち12先発)に登板して6勝7敗、防御率5.29だった。インディアンスの選手による受賞は2008年のクリフ・リー以来11年ぶり。

 

 

 

カラスコはもう一つの名誉ある賞を受賞している。ベネズエラ出身のカラスコは、母国近くの難民キャンプ、アフリカの子供、癌患者、シングルマザーなどに多大な献金・物資・時間を提供して支援してきたことが評価されて今季のロベルト・クレメンテ賞を受賞している。

 

ドナルドソンは、ここでも触れたことがあるが、故障によりわずか52試合の出場に終わった昨季からのバウンスバックして37本塁打、94打点、長打率.521、OPS.900をマークした。ブレーブスからは昨季のジョニー・ベンタースに続く2年連続の選出となった。