Comeback Player of Year awards
ALはカラスコ、NLはドナルドソンが受賞
個人的には最も注目の「カムバック賞」をメジャーリーグ機構が発表している。
今季の「カムバック賞」は、アメリカン・リーグはカルロス・カラスコ(インディアンス)、ナショナル・リーグはジョシュ・ドナルドソン(今季ブレーブスからフリーエージェント)が選出された。
カラスコは6月上旬、血液検査の結果、白血病と診断されチームを離脱。治療とリハビリを乗り越え、9月1日(同2日)の敵地でのレイズ戦の7回に4番手として復帰登板を果たした。
戦列復帰後はリリーフで11試合に登板し、23試合(うち12先発)に登板して6勝7敗、防御率5.29だった。インディアンスの選手による受賞は2008年のクリフ・リー以来11年ぶり。
In 2019 @Cookie_Carrasco was diagnosed with leukemia, but that didn't stop him from returning to the mound.
Today he was awarded the AL Comeback Player of the Year! 💪 pic.twitter.com/PdxMIxPE5b
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 4, 2019
カラスコはもう一つの名誉ある賞を受賞している。ベネズエラ出身のカラスコは、母国近くの難民キャンプ、アフリカの子供、癌患者、シングルマザーなどに多大な献金・物資・時間を提供して支援してきたことが評価されて今季のロベルト・クレメンテ賞を受賞している。
ドナルドソンは、ここでも触れたことがあるが、故障によりわずか52試合の出場に終わった昨季からのバウンスバックして37本塁打、94打点、長打率.521、OPS.900をマークした。ブレーブスからは昨季のジョニー・ベンタースに続く2年連続の選出となった。