MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

巨人・山口俊が今オフ、メジャー挑戦へ!筒香、秋山、菊池に次ぐ今オフ4人目

 

 今季のセントラルリーグを制した読売ジャイアンツ(巨人)のエース、山口俊投手が今オフ、ポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャーリーグMLB)移籍を球団に申し入れていることを複数のメディアが伝えている。

 

MLB移籍情報

 

 今オフは筒香嘉智外野手(DeNA)、菊池涼介内野手(広島)が、このシステムで移籍を目指しているが、実現すれば同球団では初のポスティングシステム利用によるメジャー移籍になる。

 

 

 

 32歳の右腕は今季、26試合に先発、170イニング、15勝4敗、防御率2.91、WHIP1.16、188奪三振。勝利数、勝率.789、奪三振数はキャリアハイをマークし最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルを獲得した。

 

 1987年7月11日、大分県生まれ。柳ケ浦から2005年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)入団。2008年から14年6月までリリーバーとして活躍。12年には25歳1か月という当時の史上最年少で通算100セーブを達成している。14年6月から先発に転向。16年オフ、巨人にFA移籍。この時に将来、ポスティングによるMLB移籍を認める条項があったようだ。

 

 NPBでの通算成績は、427試合、116先発、64勝58敗、112セーブ、25ホールド。2018年7月27日、対中日ドラゴンズ12回戦(東京ドーム)、1四球のノーヒットノーランを記録している。

 

 ポスティングシステムとは海外FA権を持たないプロ野球NPB)選手が、海外FA権取得前にMLBに移籍できる制度。申請期間は11月1日~12月5日。MLB事務局が契約可能選手を全30球団に通知後、譲渡金支払い意思のある球団と30日間交渉できる。日本球団への譲渡金の額は、選手が結んだ契約総額に応じて決まる。

 

 13年12月から当該選手の譲渡金を上限2000万ドル(約22億円)に設定。さらに18年オフからはメジャー契約の場合、契約金や年俸などの総額(複数年の場合は総年数の総額)によって譲渡金の額が変わるシステムになった。

 

 現在の譲渡金は総額2500万ドル(約28億円)未満はその金額の20%、2500万ドル以上5000万ドル(約56億円)未満は17.5%、5000万ドル以上は15%。

 

 

MLB今オフのFA先発投手

選手名/年齢/19年年俸額

 

ティーブン・ストラスバーグ(31)2500万ドル※P

ジェイク・アリエッタ(34)2000万ドル※P

コール・ハメルズ(36)2000万ドル

ダラス・カイケル(32)2121万ドル

リック・ポーセロ(31)2112万5000ドル

リュ・ヒョンジン(33)1790万ドル

ゲリット・コール(29)1350万ドル

マディソン・バムガーナー(30)1200万ドル

ターナー・ロアーク(33)1000万ドル

アダム・ウェインライト(38)1000万ドル

アレックス・ウッド(29)965万ドル

ジェイク・オドリッジ(30)950万ドル

イワン・ノバ(33)916万6668ドル

カイル・ギブソン(31)812万5000ドル

マイケル・ピネダ(31)800万ドル

ザック・ウィーラー(29)597万5000ドル

ウェイド・マイリー(33)450万ドル

ジョーダン・ライルズ(29)205万ドル

ブレット・アンダーソン(32)150万ドル

ホーマー・ベイリー(33)55万5000ドル

ホゼ・キンターナ(31)1050万ドル※C

マーティン・ペレス(29)750万ドル※C

 

※P プレイヤーオプション

※C クラブオプション

 

 

 

 

◇記事参考

https://hochi.news/articles/20191118-OHT1T50007.html