MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

2018年夏の移籍市場で動きがありそうなプレイヤーPART1

 

MLB移籍情報

 

 

FA市場には依然としてジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リンという17年オフの有力選手たちが水面下で契約交渉を続けている状況だが、MLB.comでは、早くも18年夏のトレードの記事を掲載している。

 

「15 players who could become summer trade bait」(夏のトレード予定選手15人)というタイトルで紹介されているのは、オリオールズのマニー・マチャード遊撃手やブルージェイズのジョシュ・ドナルドソン三塁手など。

 

その中から気になる選手をピックアップして、個人的見解も加えて紹介したい。最初は、オリオールズの守護神ザック・ブリットン。

 

30歳の右腕は昨年、4月15日に故障者リスト(DL)入り。5月2日に復帰したが、2試合に投げて、腕の張りにより5月5日から再度DL入り、7月4日に復帰した。

 

復帰後は、7月23日のアストロズ戦でシーズン6セーブ目を挙げ、55連続セーブ成功のリーグ記録を樹立。以降は、クローザーに復帰して連続セーブ記録を積み重ね8月23日のアスレチックス戦でセーブを失敗するまで60連続セーブまで記録を伸ばした。

 

17年は、38試合の登板で2勝1敗、防御率2.89、15セーブ(失敗2回)だった。

 

ブリットン

 

 

彼にとって災難は、オフ(12月)のトレーニング中に右脚のアキレス腱を断絶したこと。現在もリハビリ中で、60日間DLで開幕を迎える。復帰は6月頃の予定。

 

オリオールズは、ブリットンの穴を埋めて18セーブをマークした31歳右腕のブラッド・ブラッチをクローザーに指名しているが、昨年は24回のセーブ機会で18セーブだから、安定感に疑問符が付く。

 

ブリットンは1年1,200万ドルという契約で、予算に制約があるオリオールズにとって大きな負担だ。昨年夏もドジャースが左のリリーバーを探していた時期にブリットンの名前が挙がっていた。

 

ブラッド・ブラッチの調子次第だが、ブリットンがオールスター前の早い時期に復帰して好投を続ければ、夏のトレードのカードになる。