17年オフのFA市場で注目選手だったエリック・ホズマー一塁手が8年1億4,400万ドルでパドレスと合意した。
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ホズマーに関しては、所属していたロイヤルズが7年1億4,700万ドルを提示。これに対してパドレスが7年1億4,000万ドルを提示したという報道が流れていたが、ホズマーは1年でも長い契約を要求。結局、パドレスが8年契約を示して争奪戦に勝利した。
Eric Hosmer total package: 8 years, $144 million with opt out after five years. He will be paid $105,million the first 5 years
— Bob Nightengale (@BNightengale) 2018年2月18日
USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによれば総額8年1億4,400万ドルで、オプトアウトの権利が5年目に設定され、オプトアウトが行使できるまでの5年間に1億500万ドルをホズマーが受け取ることになる。
平均すると1,800万ドルは驚くほどの契約額ではないが、最初の5年間に年平均2,100万ドルを受け取るかたちにしているところが、この契約の特長。
こうすることでホズマーとパドレスの両方にメリットがある契約内容と言える。
5年後に32歳になるホズマーが体力が落ちていく時期に残り3年契約3,900万ドルだと、パドレスがトレード放出する時も相手を見つけやすくなる。故障等が出てくる時期に、ホズマーが残留を選んでも、トレードしやすい金額になる。
ホズマーにとっても、最初の5年間で、さらに実績を作れば残り3年3,900万ドル(年平均1,300万ドル)に上乗せした条件の契約を他球団と交渉してつかみ取ることができる。
7年から1年足した8年という選手の長期契約という要求を受け入れたが、両方のバランスをとった契約内容と言える。
《報道されているサラリーの配分》
契約金500万ドル(サインマネー:5年分割)
- 2018年(28歳)2,000万ドル
- 2019年(29歳)2,000万ドル
- 2020年(30歳)2,000万ドル
- 2021年(31歳)2,000万ドル
- 2022年(32歳)2,000万ドル
- 2023年(33歳)1,300万ドル
- 2024年(34歳)1,300万ドル
- 2025年(35歳)1,300万ドル