2018年は現地時間1月13日が、年俸調停権を持つ選手と球団との暫定的な交渉期限となっている。そこで今回は、年俸調停権を持つ選手たちの2018年の年俸を紹介したい。
MLB契約情報
年俸調停権とは、メジャーデビューしてベンチ入り(25人枠)で3年以上プレーした選手が、FA(フリーエージェント)になるまでの3年間に、
「サラリー上げてや~!」
「ちょっと安すぎひん?」(関西弁+テキサスなまり風)
と交渉できる権利のこと。1年のカウントは登録172日以上で1年とし、「スーパー2」など早く取得できる例外もある。
昨年オフにはパドレスのウィル・マイヤーズ内野手が、調停権1年目で異例ともいえる6年契約に合意し、総額8,300万ドルの契約を結んだ。当時26歳だった。
下記の選手たちとは別にナショナルズの25歳ブライス・ハーパー外野手は既に2年契約で3,525万ドルを契約しており、2018年は2,162万5,000ドルを受け取る。
ほかには、ノーラン・アレナド三塁手が1,750万ドル、ジーン・セグラ遊撃手も17年から5年7,000万ドルで契約しており18年は950万ドルになっている。
煌めく若手たちが多いので、ここでは、そうした権利を有する選手の年俸を見ていきたい。
※日本時間6時のレートで1ドル約111円なので、$100万ドルで1億1,100万円を目安に
ジョシュ・ドナルドソン (3B・TOR) $2,300万
マニー・マチャド (3B・BAL) $1,600万
チャーリー・ブラックモン (CF・COL) $1,400万
ダラス・カイケル (SP・HOU) $1,320万
ホセ・アブレイユ (1B・CHW) $1,300万
ザック・ブリットン (RP・BAL) $1,200万
クリス・ブライアント (3B・CHC) $1,085万
コディ・アレン (RP・CLE) $1,057万
クリス・デービス (LF・OAK) $1,050万
マーセル・オズーナ (CF・STL) $900万
ドリュー・ポメランツ (SP・BOS) $850万
ディディ・グレゴリウス (SS・NYY) $825万
ケルビン・ヘレーラ (RP・KC) $793万
ヤズマニ・グランダル (C・LAD) $790万
A.J.ポロック (CF・ARI) $775万
パトリック・コービン (SP・ARI) $750万
ジェイコブ・デグロム (SP・NYM) $740万
ギャレット・リチャーズ (SP・LAA) $730万
ザンダー・ボガーツ (SS・BOS) $705万
フレディ・ガルビス (SS・SD) $682万5,000
ゲリット・コール (SP・PIT) $675万
32歳のドナルドソンなど“遅咲き”の調停選手もいるが、大方の選手が20台中盤から後半の脂の乗ってきた選手たちだ。
世界で最強と言われるメジャーの選手会(MLBPA)が勝ち取った権利だとも言えるが、何かと権利を主張する事が多いお国柄らしい。わずか3年で10億以上を手にする選手もいる。
それでも、この規定に達する3年間は、数千万円という低年俸でプレイすることになる。「石の上にも3年」という故事がアメリカにもあるのだろうか?
オーナー側からすれば、FAで大金をはたくよりファーム層を充実させて内部育成のほうがコスパ的には良いと言えるので、実際、トレード等で主力を放出してプロスペクトを多く抱えるといった流れが出来上がっている。