現地12月10日より米ネバダ州ラスベガスで「MLBウィンターミーティング2019」が始まる。
MLB契約情報
何度か紹介したが、MLBのストーブリーグは11月後半のサンクスギビング・デーからウィンターミーティングまでに大物選手たちの契約が決まり、ウィンターミーティングからクリスマス休暇までに40人枠に登録されるような主力級や将来性のあるプロスペクトたちのトレードが行われる。
さて、今オフはどうなるのか?
やはり大物の動きがあった。マリナーズのロビンソン・カノーが抑えの切り札エドウィン・ディアスとのパッケージでメッツへトレードされた。
マリナーズは解体が続き、元ドラフト1位指名のマイク・ズニーノ捕手にギジェルモ・エレディア外野手のトレードを皮切りに、先発ローテの軸とも考えられた左腕ジェームズ・パクストンをヤンキースに放出。3割バッターでオールスター級の遊撃手ジーン・セグラもフィリーズへの移籍が決まった。
しかし、昨年はフリーエージェント(FA)選手に対する風当たりが厳しく、主力級でありながらJ.D.マルティネス(レッドソックス)のように2月のスプリングトレーニング直前にサインした選手も多数いた。
下は、ウィンターミーティングまでに契約が決まったFA選手の移籍先と契約内容の一部だ。総額の大きい選手から順に並べてみた。
①パトリック・コービン(30)SP
DバックスFA→ナショナルズ 6年1億4000万ドル
②ネイサン・イオバルディ(29)SP/RP
レッドソックス再契約 4年6800万ドル
③ジョシュ・ドナルドソン(33)3B
インディアンスFA→ブレーブス 1年2300万ドル
④ギャレット・リチャーズ(31)SP
⑤カート・スズキ(35)C
カブス→レンジャース 2年800万ドル
⑦ジョナサン・スクープ(27)2B
ブルワーズ→ツインズ 1年750万ドル
さらに、ロビンソン・チリノス捕手がアストロズ。クリス・オーウィングス外野手がロイヤルズ、ブライアン・マッキャン捕手がブレーブスへ移籍が決まり、ロニー・チゼンホール投手、マット・ムーア投手ら12人の移籍先が確定している。
そのほか、FAではないがマイナー契約で、元ヤンキースの内野手で年俸調停1年目のロナルド・トレイエスがツインズへの移籍先が決まった。
◇参考資料
https://www.spotrac.com/mlb/free-agents/