MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

菊池雄星の争奪戦、SFジャイアンツ?ブルワーズ、アストロズは撤退か!?

 

ウィンターミーティング(WM)が始まったメジャーリーグ。気になる菊池雄星の移籍情報が断片的ではあるが流れだした。

 

 

MLB移籍情報

 

ジャイアンツの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」で番記者を務めているヘンリー・シュルマン氏は自身のツイッターで「ユウセイ・キクチは移籍候補として、サンフランシスコを非常に気に入っている。サンフランシスコ・ジャイアンツが第一候補になるかもしれない。スコット・ボラス以外の信頼できる筋からの情報」とツイートしている。

 

 

 

 

ジャイアンツに加え、フィリーズヤンキースドジャース、レンジャーズ、マリナーズパドレスなどが移籍先の候補として挙がっている。

 

 

各メディアの情報をつなぎ合わせると、ヤンキースのキャッシュマンGMは交渉を開始したことを認めたが、フィリーズキャプラー監督は「国外の優れた素材は、常にチームを向上させるが、私自身は十分に見ていない」と控えめに語ったという。

 

 

先発投手はどのチームもコスパが良ければ欲しいことに変わりはないが、ポスティング制度を利用する菊池の場合はそうはいかない。

 

 

フィリーズのニーズは外野手(とくにセンター)と三遊間の強化。 三遊間にはマリナーズとのトレードでジーン・セグラを補強した。USAトゥデイの記者ボブ・ナイチンゲール氏が「ブライス・ハーパーはフィリーズのユニフォームを着るだろう」という記事を書いているぐらいだから次はハーパーの交渉で菊池の交渉どころでないかもしれない。

 

 

そう言えば、ヤンキースもマニー・マチャドがフィットするという評論家の意見が多い。ヤンキースの正遊撃手ディディ・グレゴリアスはトミー・ジョン手術で、来季の開幕に間に合わない可能性が高い。

 

 

そこに穴埋めとして起用されるグレイバー・トーレス三塁手のミゲル・アンドゥハーの守備は不安が多く。アンドゥハーに関しては、その守備の拙さから右翼手での起用も考えられているという。そのためマチャドを遊撃手で起用してグレゴリアスが復帰すればマチャドを三塁手にコンバートする案が考えられる。

 

 

ヤンキースはすでにマリナーズから左腕ジェームス・パクストンを獲得しているから焦らずじっくりと交渉できる。

 

 

 

 

さらに、ブルワーズのデービット・スターンズGMも争奪戦には積極的ではないようなコメントを地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」の番記者トム・ホードリコート氏が伝えている。

 

 

アストロズも菊池のポスティングには参戦しないことを米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のジェイク・カプラン記者が伝えた。

 

 

今オフはFA市場に先発左腕が多く、目玉であるダラス・カイケル(アストロズFA)、AJハップ(ヤンキースFA)の動向も気になるところだ。ダラス・カイケル、ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、そして、菊池雄星。すべて代理人はスコット・ボラス氏。

 

 

敏腕代理人がどのチームにどのカードを切ってくるか、メジャーリーグのWMは現地13日までだが、菊池との交渉期間は、来年1月2日(日本時間3日)までの30日間になっている。