MLB移籍情報
18年オフのフリーエージェント(FA)市場で注目選手の一人だっだマニー・マチャドの新しい所属先がようやく決まった。ESPN.comのジェフ・パッサン記者が伝えたところによるとマニー・マチャドがサンディエゴ・パドレスと契約合意した。内容は10年3億ドル。
BREAKING: Free agent star Manny Machado has agreed to a deal with the San Diego Padres, league sources tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) 2019年2月19日
この金額は、ジャンカルロ・スタントンのマーリンズと交わした13年3億2500万ドルには及ばないが、FA選手の契約としてはアレックス・ロドリゲスが07年にヤンキースと結んだ10年2億7500万ドルを上回り、米国スポーツ史上最高額とみられる。
Manny Machado's deal, as @Feinsand first reported, is for 10 years and $300 million with an opt-out after the fifth season.
— Jeff Passan (@JeffPassan) 2019年2月19日
A monumental deal -- the single biggest free agent contract in American sports history.
And now every eye in baseball turns to Bryce Harper. His move.
さらに、この契約は5年後に契約内容を見直すことができるオプトアウト条項が盛り込まれているという。
マチャドは26歳。12年にオリオールズでメジャーデビュー。18年途中に移籍したドジャースした。これまでメジャー7年のキャリアで打率.282、175本塁打、513打点、53盗塁、出塁率.335、長打率.487、OPS.822。ファングラフスのWARでは通算30.2(18年6.2)と高い数値を示している選手。
マチャドの争奪戦に関しては当初、ヤンキースあたりがフィットするという評論家の意見が多かった。ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術で、19年の開幕に間に合わない可能性が高いからだ。
そのグレゴリアスの穴埋めとして起用される予定の若手グレイバー・トーレスとミゲル・アンドゥハー三塁手の守備は不安が多く。アンドゥハーに関しては、その守備の拙さから右翼手での起用も考えられているという。そのためマチャドを遊撃手で起用してグレゴリアスが復帰すればマチャドを三塁手にコンバートする案が考えられた。
マチャド自身もピンストライプのユニフォームを希望しているという噂もあったが、ポストシーズンでの素行の問題やヤンキースは先発投手を補強することが優先事項で交渉は進まなかった。
先日もホワイトソックスが7年1億7500万ドルの契約をオファーしていたという情報が流れたが、希望金額との差が大きく代理人のスコット・ボラスは首を縦に振らなかった。