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【MLB契約情報】トラウトが空前絶後の12年4億3000万ドルで契約延長

 ついに4億ドルを突破した。エンゼルスの主砲マイク・トラウトが、エンゼルスと12年4億3000万ドル(約437億円)で契約延長に合意したことを複数のメディアが伝えている。

4億ドルを一気に超えた米プロスポーツ史上最高額の契約は、ESPNのジェフ・パッサンが最初に伝え、地元「ロサンゼルスタイムス」のビル・シェイキンらも報告している。

 マチャドやハーパーが難航した3億ドルの壁だったが、メジャーキャリア8年、27歳でリーグMVP2度のスーパースターがそれらを遥かに凌ぐビッグ・ディールを結んだ。

マニー・マチャドが2月にパドレスと10年3億ドルでを結んだ契約は、フリーエージェント(FA)で最初の3億ドルを突破した契約だった。

その後、ブライス・ハーパーが13年3億3000万ドルで契約したが、トラウトの場合は一気に4億ドルを突破。

総額だけでなく1年間の平均年俸でもダイヤモンドバックスとザック・グリンキー投手が交わした年間3440万ドルを上回る、年間約3583万ドルのMLB契約最高額になった。

今季からトラウトが39歳になる2030年シーズンまでの12年間の契約で、2020年まで2年総額6650万ドル(約74億1000万円)の契約に10年総額3億6350万ドル(約405億円)を追加した内容だ。

契約には全球団へのトレード拒否権が含まれているが、契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利は含まれていない様子。

ニュージャージー州ミルビル出身のトラウトは、フィラデルフィアのスポーツファンで有名だが、ハーパーは、トラウトがFAになる2020年シーズンオフにフィリーズに勧誘したいと語っていた。

トラウトは09年にミルビル高校からMLBドラフト1巡目(全体25位)で指名され、12年にアメリカリーグ新人賞を受賞し、その年のリーグMVPの投票で2位。また、13、15、18年でMVPの投票2位、14、16年でMVPに輝いた。

キャリア8年でWAR64.3。通算打率.307、240本塁打OPS.990。7年連続オールスターゲーム選出 (2012年 - 2018年)。14、15年はその最優秀選手。12年の盗塁王、14年の打点王

MLB公式サイトの記事では、この契約で影響を受けたチームとしてフィリーズレッドソックスヤンキースなど9チームの名前が挙がっていた。

◇記事参考

https://www.mlb.com/news/mike-trout-angels-deal

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